北欧・フィンランドのモダンデザイン×アート展
さまざまなデザインイベントが開催される秋に、いち早く開幕する注目の展覧会「ワイルド・アット・ハート ~フィンランドのモダンデザインとアートのコレクション」がフィンランド大使館で開催。“北欧デザイン”で知られるフィンランドのデザイン×アートの現在を紹介する。
「ワイルド・アット・ハート」は、ドイツのフィンランドセンターが始動させた展示の国際プロジェクト。ドイツ、ハンガリー、スウェーデン、そして日本のフィンランドセンターに加え、インテリア、デザイン&家具フェアの「ハビターレ」によるコラボレーション企画だ。2019年の「ウィーン・デザイン・ウィーク」を皮切りに、ブダペスト、ストックホルム、ヘルシンキで開催されている。
本展では、キュレーターにフィンランドのデザイナー、テロ・クイトゥネンを迎え、「ありのままの美しさ」、「社会的影響」、「ワイルドなユーモア」の3つをテーマに構成。
ミッドセンチュリーモダンの巨匠エーロ・アールニオから、フィンランド民話をモチーフにしたデザインを手がけるクラウス・ハーパニエミ、写真家のソフィア・オッコネン、プラスチック廃棄物問題に取り組むファッションデザイナーのチュリ=ティティ・コイヴラまで、デザインやアートのさまざまな分野で先入観を取り払い、新しい素材をベースにアプローチする気鋭の才能を紹介する。
会場は、東京・南麻布のフィンランド大使館の敷地内に建つメッツァパビリオン。東京2020オリンピックのために建てられたこのパビリオンは、ヘリン& co建築事務所とインテリアデザイナーのウッラ・コスキネンによって設計されたもの。
また、Zoomにて展覧会に関連したオンラインプログラムも開催。
10月6日(火)キュレーター、テロ・クイトゥネンと展覧会のバーチャルツアー
10月8日(木)ミッラ・ワーフテラとアーティストトーク
北欧の自然に根差した美しさとクオリティで知られるフィンランドのデザイン。遊び心とユーモアを交えた現代的なデザインの多様性を、この機会にぜひ体験してみては?
※掲載情報は10月1日時点のものです。
開館日時など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
「ワイルド・アット・ハート ~フィンランドのモダンデザインとアートのコレクション」
会期/2020年10月2日(金)〜10月12日(月)
会場/メッツァパビリオン フィンランド大使館
住所/東京都港区南麻布3-5-39
開館時間/月〜金10:00〜18:00、土日11:00〜17:00
※10月8日 のみ12:00〜20:00
料金/入場無料
※事前予約制、ただし12才未満は予約不要
URL/finstitute.jp
Text : Akiko Kinoshita