プロに教わる、スパイス入門体験! | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

プロに教わる、スパイス入門体験!

スパイスというと、生半可に手を出してはいけないものというイメージをずっと抱いていました。いつかはスパイスからカレーを作ってみたい。いつか、いつか……と思っていたところ、うれしいことにPinterest主催のメディア向けオンラインワークショップに参加させていただき、フードスタイリストの山崎由貴さんにマサラチャイとジンジャーエールシロップの作り方を教わる機会を得ました。

ワークショップに先駆けて届いた、お砂糖やスパイス、保存用の瓶などのキット一式。ここまで揃えていただき初心者にとってありがたい!

Zoom上でフードスタイリストの山崎さんにスパイスの効能・効果をレクチャーいただきながら、実際にスパイスをブレンドしていきます。

こちらはナッツのように見えますが、乾燥させた生姜なんです。生の生姜には殺菌効果がありますが、それを加熱・乾燥させると血行促進や鎮痛作用といった違った効果が期待できるのだそう。奥が深いですね。

クローブ(左)とカルダモン(右)です。マサラチャイとジンジャーエールシロップをつくるのに、手で潰していきます。異国を思わせるいい香りがして癒されます。手で潰していくのも無心になれて楽しいです。

同じシナモンでも、セイロンシナモンのスティックと、カシアという樹皮。これもスパイスだなんて不思議です。

こんな風にティーバッグに入れます。マサラチャイには、山崎さんがおすすめというCTCアッサムの茶葉も加えます。

ティーバッグを煮出し、牛乳を入れるだけでマサラチャイは完成! こんなにあっという間にできるなんて。お店みたいな本格スパイスが香る完成度に驚きました。好みのバランスに調整できるようになったら楽しそう。

ジンジャーエールシロップは、砂糖とティーバッグを煮出して粗熱をとったら瓶に詰めます(記事の一番上の写真)。三温糖のやさしい甘さにたっぷりのスパイスにが効いていて、喉にも良さそう。炭酸水で割ってみましたが、さっぱりして夏にぴったりです。

山崎さんは生姜スライスを添えるのもおすすめだそうです。こんなに簡単にできて体にも良さそうで、スパイスの魅力に開眼するかも!?

なぜPinterestがこのワークショップを開催したかというと、心地よいおうち時間の過ごし方のヒントを求めて日本でも検索率がグッと上がるなど、Pinterestを活用する人が今急増しているのだそうです。そこで、実際におうち時間を楽しむアイデアの一つとして、このイベントを企画してくださいました。確かに、イメージを探してインスピレーションを得て、それを実際にトライしてみるのは良いですね。アイデア探しに役立ててみてはいかがでしょう。

*Numero TOKYOのPinterestアカウントもぜひフォローしてください!
www.pinterest.jp/numerotokyo/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する