LAからお米のおいしさを発信。スタイリッシュなおにぎり専門店「RIKE」
LAのダウンタウン地区に2019年11月にオープンした、おにぎり専門店ライキ(RIKE)。RIKEとは、RICEとLIKEを合わせた造語で、“本当のお米のおいしさを知ってもらいたい”との思いが込められている。
なぜLAでおにぎり?という疑問が浮上するが、仕掛け人はペーパーサイズのPVCバッグが人気のアクセサリーブランド「nana-nana」のオーナーである竹之内久人。東京だけでなくLAにもオフィスを構えており、ブランドともゆかりのある地で日本の食文化のひとつであるおにぎりを提供する。
ヴィーガンメニューや玄米オプションなどもラインナップし、さまざまなニーズにも対応。お米は、魚沼産特別栽培コシヒカリ「雪椿」を使用。日本最大のお米の品評会「米・食味分析コンクール」で5年連続で最高評価を勝ち取った最高級ブランドとして知られ、ミシュランの星獲得店でも使われている。土壌作りから乾燥・精米に至るまでこだわり尽くし、最高の香り・甘み・食感・輝きが味わえる。
(左)COMBO VEGAN $15
(右)玄米オプション
サイドディッシュは6種類。オーガニックチキンを使ったライム風味の唐揚げや黒ごまを贅沢に和えたオクラなど、新感覚メニューも好評。さらに、海苔、ナッツ類、きのこ類、豆や種などのスーパーフードを中心にブレンドした自家製ふりかけもテーブルに用意している。ケータリングやデリバリーにも対応。
おにぎり屋さんとは思えない、ゴールドとバーガンディで統一されたスタイリッシュな店内は、アート作品も見どころ。LA在住アーティストCALI DEWITTが描いたキャンバスアート、デプトの創業者である永井誠治の作品や、フランス人アーティストSO MEによる有田焼のテーブルウェアブランド「X RATED TABLEWARE」のプレートなどをディスプレイしている。
内装ディレクションや音楽のプレイリストは、セレクトショップ「GR8」のアーティスティックディレクションも務めるKIRIが担当。音楽は80年代のAORからニューエイジ、アンビエント、エクスペリメンタルなR&B、スウェーデンのラップなど聴き心地が良いものを中心にセレクトしている。
日本の伝統食であるおにぎりを最高級のお米を使ってポップにアレンジしたメニューは、新しい味覚体験であると共に、ソウルフードなだけあってほっと気持ちが落ち着きそう。LAに旅した際は、ぜひお試しを!
RIKE
住所/228 E. 1st Street, Los Angeles, CA 90012
TEL/213 265 7673
営業時間/火〜日 10:00〜15:00、17:00〜21:00
定休日/月
www.rike-dtla.com
Text: Yukiko Shinto