編集部おすすめ! 年末年始にイッキ見したいドラマ【旧作編】
いよいよ待ちに待ったホリデーに突入! お家でおこもりにも、長い移動時間の暇つぶしにも、ヌメロ・トウキョウのエディターが年末年始にイッキ見したいドラマを一挙公開。今回は、見逃していた名作だったり、心の拠り所だったり、インスピレーション源だったり……何度でも見たくなる懐かしのドラマ、旧作編です。
「刑事コロンボ」
1968年にアメリカで放送され、日本でも大ヒットしたミステリードラマの金字塔。よれよれのコートに葉巻、「うちのカミさんがね」という名セリフで知られる刑事コロンボ。鋭い観察と粘り強い捜査、犯人と繰り広げられる心理的な駆け引きが見どころ。冒頭で犯人が明かされる斬新な手法も特徴。
U-NEXTにて配信中
Editor’s Comment
「放送開始50周年の刑事コロンボ。ストーリーや構成が秀逸で何度繰り返し見ても楽しめる。映画監督が監督する回や、スター俳優を起用した回など見所も様々。60年代、70年代のファッションも素敵」(水戸)
「シャーロック」
かの名探偵「シャーロック・ホームズ」シリーズを舞台も事件も現代に置き換えてドラマ化。原作ファンも虜にした鮮やかな脚本で作品が大ヒットするとともに、主演のベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが本作で大ブレイク。
Editor’s Comment
「まるで映画のような映像と1話につき1時間半という見応え、息を飲むような展開、そして主演のベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマンによる迫真の演技……見ずにはいられない、条件の揃ったドラマです」(鄭)
「坂の上の雲」
司馬遼太郎の名作小説が原作。激動の明治時代に立ち向かう秋山好古(阿部寛)・真之(本木雅弘)兄弟と正岡子規(香川照之)たちの青春群像劇。2009年から2011年の3年間に渡り、NHKのスペシャルドラマとして放送された。
Editor’s Comment
「放送時に見逃したまま長らく見たいと思い続けて幾星霜。戦前とよく比較される現代の政治状況を考えるために、戦争へと突き進んだターニングポイントを描く司馬遼太郎原作の名作ドラマをいまこそ見返し、日本がたどってきた道とこの先についてじっくり考え直したいと思いました」(深沢)
※司馬遼太郎の遼は しんにょうの点が二つです。
「ビバリーヒルズ高校白書」
アメリカの高級住宅街・ビバリーヒルズに暮らす若者たちのリアルを描いた「ビバリーヒルズ」シリーズは、1990年の放送開始からたちまち全米で社会現象に。10シリーズも続く、大人気シリーズとなる。通称「ビバヒル」。「高校白書/青春白書」のオリジナルキャストが再集結した「再会白書」も公開されたばかり。
「ビバリーヒルズ高校白書/青春白書」シーズン1~4 Huluで配信中
Editor’s Comment
「海外ドラマのTV放送を吹き替えで観ていた高校時代。お騒がせ女優(?)シャナン・ドハーティ演じるブレンダ・ウォルシュが好きでした。双子、ビバリーヒルズの豪邸(ウォルシュ家は中流の設定ですが……)、ダイナーや”プロム”など90年代のキラキラしたアメリカ西海岸への羨望の眼差しや偏見はビバヒルとヒップホップで培われました」(井上)
「ツイン・ピークス」
田舎町ツイン・ピークスで、17歳のローラ・パーマーが遺体となって発見される。FBIから派遣されたクーパー捜査官は地元保安官とともに事件を調査するが、ローラの素顔、そして一見のどかなこの町に秘められた多くの謎が謎を呼び、真相の究明は混迷を極めていき……。カルト的人気を誇る本作の製作総指揮はデヴィッド・リンチ。
Editor’s Comment
「なぜかいつでも見直したくなる。この独特な世界観にトリップできるから?」(伊藤)
「ロングバケーション」
言わずと知れた90年代の「月9」ドラマの金字塔、通称「ロンバケ」。ピアニストの瀬名(木村拓哉)と、結婚式当日に婚約相手に逃げられた落ち目のモデル・南(山口智子)の同居生活から始まる恋愛群像劇。主題歌の『LA・LA・LA LOVE SONG』久保田利伸 with ナオミ・キャンベルも大ヒット。
Editor’s Comment
「数年に一度ロンバケが見たくなる禁断症状が私の中で起こります(笑)。先日友人から最終回の瀬名と南のキスシーンとその前後は二人のアドリブ(!?)だと聞き、早速また年末に見返そうと思ってます❤︎」(山口)
「1年に一回は必ず見ると決めています。南ちゃんの性格に憧れるしあんな女性になりたい! ももちゃんの名言も胸に刺さります」(柴田)
「ビーチボーイズ」
同棲相手に追い出された桜井広海(反町隆史)と、些細なミスからエリートコースを外れた商社マン鈴木海都(竹野内豊)が、しばしの休息を求めて向かった海で、さびれた民宿「ダイヤモンドヘッド」に辿り着く。「反町派? 竹野内派?」は当時の挨拶がわり。若き日の広末涼子も必見!
フジテレビオンデマンド(FOD)で配信中
Editor’s Comment
「夏が始まる前にはこのドラマを見て夏を迎えます。このドラマが大好きでロケ地の千葉県の南房総まで行ったことがあります。私は反町派です」(柴田)
「カルテット」
東京のカラオケボックスで偶然出会った、巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)。弦楽器を嗜む4人はカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活をおくる。彼らの偶然には、大きな秘密が隠されていて…。ブレイク前夜の吉岡里帆も出演。
HULUで配信中
Editor’s Comment
「『昼から食べる餃子とビールは人類の到達点です』『泣きながらご飯食べたことある人は、生きていけます』など、心に留めておきたくなる名言がたくさん。魅力的なキャラクターが織りなす大人の恋、秘密、嘘……。軽妙な会話にグイグイ引き込まれます。エンディングで椎名林檎の主題歌を4人が歌うのも素敵。坂元裕二作品にハマるきっかけになりました」(新藤)
番外編
「トムとジェリー」
ネコのトムとネズミのジェリーが繰り広げる、ドタバタコメディアニメ。おっちょこちょいでどこか憎めないトムと、頭脳明晰なジェリーの愉快な駆け引きは、子供から大人まで世界中で愛されている。
Amazon Prime Videoにて配信中
Editor’s Comment
「ねずみ年ということで、エトロでも使っていたトムジェリ。40から50年代のレトロなバージョンは、普遍的なおかしさもあり、なんだか子供の頃のほっこり気分になれます」(古泉)