ヴィヴィアン・ウエストウッド、服は量より質を大事に
ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は人々になるべく物を買って欲しくないそうだ。気候変動の問題に対応するためには、徹底的な行動が必要とされているとヴィヴィアンは警笛を鳴らしている。
英ヴォーグ誌でのナオミ・キャンベルとの対談の中で、こう話す。「今年中にでも何か起こらなきゃ。そうでないと遅すぎる」「自分が送っている生活を生きているだけじゃ足りないのよ。3R 、 Reduce(削減)、Reuse(再利用)、Recycle(リサイクル)をきちんと実行しなくては」「買う服を減らすことね。量じゃなくて質を大事に。ずっと着ていたいかどうかがポイントよ。イブニングドレスで仕事に行ったっていいわ。そうしたいならね」
また、ヴィヴィアンは自身の仕事は活動家とデザイナーが組み合わさったものだと考えているようで、「説得力を持たせたかったら、身だしなみもとても大事よ。きちんとしていたら、人々もあなたに耳を傾けるから」と続けている。
そしてナオミも、自身がまだ16歳だった時に慈善活動の道を歩み始めたとして、友人のケイト・モスと共にヴィヴィアンとお茶を飲んだことを回想し、こう話した。「あなたは私達を座らせて、世界で意識的であることについて話をしてくれたわね」「あの話は私に大きな影響を与えたの。南アフリカでネルソン・マンデラ氏と一緒に仕事し始めた頃だったしね。だからまだ全てが私には新しかった。今では慈善活動とかいった響きのいい言葉があるけどね。私にとっては単に、自分がやりたいからやるって感じだったわ」