星のように輝くディナー、ステラ ダイニングシリーズ『星の饗宴』の旅へと出発 | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

星のように輝くディナー、ステラ ダイニングシリーズ『星の饗宴』の旅へと出発

今秋、ザ・リッツ・カールトンが誇るミシュランスター3名が集結した「Stellar Dining Series(ステラ ダイニングシリーズ)『星の饗宴』 by Ritz-Carlton」が東京で開催されました。

本シリーズは今年で2年目となり、昨年よりもさらにパワーアップした内容となっているそう……! 今回はザ・リッツ・カールトン東京で行われた美食会にお招きいただき、まるで芸術作品のようなエクスクルーシブなお料理を堪能してきました。

お食事を頂く前に、ザ・リッツ・カールトン東京 45階にある「ザ・バー」にて行われたカクテルイベントに参加。ウェルカムドリンクとして提供された「バンブーカクテル」とっても飲みやすくクイっと2杯頂きました(汗)。

お着物姿が美しいスタッフさんが丁寧にお料理の説明をして下さいました。ケータリングも抜かりなく美味でした。

海外からのゲストの皆様はこちらの前で記念撮影をしておりましたよ。一通り“お酒とケータリングとおしゃべり”を楽しんあと、いざレストラン会場へと移動。

席に着いてまず、目に入った美しいテーブルコーディネートとお花たちにうっとり♡ 生憎のお天気(この日は突然の大雨や雷がゴロゴロ)でしたが、窓ガラス越しに光る雷の演出とキャンドルで照らされた会場がマッチして不思議な空間に。

最初の一皿はスターシェフ3名による、合作料理が登場。(以下、写真左手前から反時計回りに)

ぼたん海老のタルタル バジル 塩レモンとキャビア
フランス料理「ラ・べ」で料理長を務めるクリストフ・ジベールは、10年間パリとニースでの修行を生かした新鮮な魚介を使った料理を得意とします。2002年より日本で腕をふるっているため、キャビアを食べているのに不思議と和の要素も感じられる一品でした。

カブのコンソメ ゆず プロバンスオリーブオイル
モダンフレンチレストラン「Azure 45(アジュール フォーティーファイブ)」の料理長、宮崎慎太郎は日本料理に精髄しているだけあって日本人の舌に合うあっさりとした出汁と鼻から抜けるカブの香りに心がホッとしました……。

パエリアのクラッカー
ザ・リッツ・カールトン・アバマ「M.B(エムビー)」のシェフであるエルラント・ゴロスティサが手がけたパエリアのクラッカーは、未体験なサクサクな生地感が美味しくて二口で完食!

フォアグラカナールのテリーヌ 赤ワインジュレ パンデピス シェリーヴィネガー
フォアグラの中に包まれた赤いお肉は、なんとフォアグラ用にわざと太らせたカモの胸肉なのです! 濃厚で本当にトロけたな〜。後半、ちょっぴり重たくなってしまうテリーヌも赤ワインジュレ、シェリーヴィネガー、アップルヴィネガーソースと絡めて食べるとさっぱり。

有機卵 シャンピニオン ベルパークノールアルト
マッシュルームのスフレはスプーンでわると中から卵がトロリと出てきます。新鮮な土の香りがする菊芋のチップスとスライスしたチーズの上からキノコのスープをかけて頂きます。

フェンネルのリゾット
リゾットなのにお米がない……! 実はお米はペースト状にしバター、マスカルポーネ、ムール貝の出汁など諸々組み合わせて作られた泡状のリゾット。シャキシャキとした食感の正体はフェンネルでした。泡状なのにかなり濃厚で、しっかりとしたお味でしたよ。

キハタの海藻蒸し フェンネルと貝のコンポート トリュフクーリ
キハタを蒸し焼きにし、オーストラリア産の黒トリュフのソースと絡めます。がっつりトリュフの味がするのかな?と思いきや、磯の素材もふんだんに使用しているだけあって、磯の香りがガツンと鼻に通ってびっくり。

鮑 マダガスカル産 黒胡椒
お待たせしました、鮑の登場です〜! 肝のソースと絡めて、香りを閉じ込めるために全体をパイ生地で包んであります。濃い味を想像していたので覚悟して食べると(後半戦、お腹がいっぱいになっていたところだったので汗)あっさりとした味付けで拍子抜け。ペロリと完食です。そして、気になる周りの飾り付けですが砂浜をイメージするためにパン粉を使用したそうです。シナモンなどのスパイスが散りばめられており、香りも一緒に楽しめました!

余談ですが、一緒に出されたこちらのパンが本当に美味しくて思わずスタッフさんに尋ねるとホテルで焼いている非売品のパンでございました〜。あまりにも感動していたので気を使って何回も「お代わりはいかがですか?」とテーブルに周って来て下さいました(照)。

鳩のロースト パスタ キノコ トリュフ風味
こんなに臭みの少ない鳩を食べたのは初めてでした! 最初にオリーブなどをお腹に詰めて香りを高めて蒸し焼きにするのが秘訣だそうです。リング状のパスタの中にはマッシュルーム、オリーブソースで煮詰めた鳥の出汁で味付けされています。

デザートもやはり個性溢れる顔ぶれで、味はもちろん見た目でも楽しませてくれましたよ。

メレンゲのコーヒーと生クリームリキュールを使用した大人の味でした。シャリシャリとした食感で、スプーンでわるとご覧の通り中からソースがトロリ♡

黄色いペースト状の正体はパンプキンクリームで、ちょっと見えにくいのですが黒い砂のようものはブラックオリーブなのです(写真左)。アイスは初体験のリコリス味で、この3つを合わせて食べると口の中で不思議なハーモニーが広がります。

最後(写真右)は、色どりとサイズ感がかわいいミニデザート。奥の緑がメロンなのですが、口に入れるとシュワシュワと弾けてまるでスパークリングワインを飲んでいるようでした。おもしかった〜! 手前の赤いカシスのメレンゲは口に入れた瞬間消えてしまったのでゼロカロリーだと信じたいです(切実)。

今回、ステラ ダイニングシリーズ『星の饗宴』の美食会に参加し“食”はただお腹を満たす役割だけではなく、人間の五感をフルに使うことで心も豊かにしてくれる存在なのだと改めて感じました。素敵なレディに近づくためにも、たまにはラグジュアリーな空間で真剣に“食”と向き合う時間も作ろうと思った一夜なのでした☆彡

ステラ ダイニングシリーズ『星の饗宴』 by The Ritz-Carlton
URL/www.ritzcarlton-stellardining.com

Profile

山口理沙Risa Yamaguchi ファッション・フィーチャー・エディター。大学在学中『ELLE girl』にてインターンを経験し雑誌作りの面白さに目覚める。その後『VOGUE GIRL』『FREE MAGAZINE』などの編集に携わり、2018年に独立。ファッション誌の編集のほか、カタログや広告ビジュアルのプロダクション、ディレクションなども行う。ビューティの知識もさらにスキルアップさせるベく、日々勉強中!

Magazine

JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

One and Only

私のとっておき

オンライン書店で購入する