Art / Post
20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチと、芸術家であり理論家の長谷川三郎。ふたりは1950年に出会い意気投合し、交友を深めたといわれている。芸術家としての関心事やビジョンが似ていたふたりが共有した目標は、「古い東洋と新しい西洋の統合」。伝統とモダン、固有のものと外からの影響、それらのバランスをこれからの美術の中にいかに実現するかについての課題意義が、彼らの作品を特徴づけている。
イサム・ノグチと長谷川三郎の作品展が開催@横浜美術館
彫刻家のイサム・ノグチと、芸術家の長谷川三郎の交友に焦点を当てた展覧会が開催される。横浜美術館にて、1月12日(土)〜3月24日(日)まで。
イサム・ノグチ『顔皿』(1952年) イサム・ノグチ財団・庭園美術館(ニューヨーク)蔵 ©The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, New York/ARS-JASPAR Photo: Kevin Noble
20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチと、芸術家であり理論家の長谷川三郎。ふたりは1950年に出会い意気投合し、交友を深めたといわれている。芸術家としての関心事やビジョンが似ていたふたりが共有した目標は、「古い東洋と新しい西洋の統合」。伝統とモダン、固有のものと外からの影響、それらのバランスをこれからの美術の中にいかに実現するかについての課題意義が、彼らの作品を特徴づけている。
長谷川三郎『蝶の軌跡』(1937年) 京都国立近代美術館蔵
本展「イサム・ノグチと長谷川三郎―変わるものと変わらざるもの」では、ノグチ作品約50点と、長谷川作品約70点で会場を構成(会期中、一部作品の展示替えあり )。ニューヨークのイサム・ノグチ財団・庭園美術館と、横浜美術館による共同企画として開催される。
ふたりは時代の中で何を見て、何を考え、何を目指したのか……? ノグチと長谷川が紡いだ友情を、会場で感じてみては。
イサム・ノグチと長谷川三郎―変わるものと変わらざるもの
会期/2019年1月12日(土)〜3月24日(日)
会場/横浜美術館
住所/神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
入場料/一般 1500円、大学・高校生 900円、中学生 600円、 小学生以下 無料、65歳以上 1400円(※用証明書、美術館券売所のみで対応)
時間/10:00〜18:00
※3月2日(土)は20:30まで開館(入館は開館の30分前まで)
休館日/木曜日、3月22日(金)
※3月21日(木・祝)は開館
TEL/045-221-0300
URL/yokohama.art.museum/
Text : Manami Abe