EXILE TRIBEの新星、FANTASTICS始動!
EXILE TRIBEからFANTASTICSがシングル「OVER DRIVE」を携えデビュー。グループ結成から2年でデビューを掴んだ彼らのこれまでの軌跡、そしてメンバーひとりひとりの個性に迫った。
パフォーマー集団にボーカル2人が加入
──まずはリーダーの世界さんと佐藤大樹さんに伺います。FANTASTICSはどんなグループなんでしょうか。
佐藤大樹「メンバーひとりひとりに個性やカラーがあるし、2016年にパフォーマンス集団から始まったので、特にライブを楽しんでいただけるグループです」
世界「ボーカルの2人は甘いマスクと伸びる声を持っていますし、そこにパフォーマンスがぶつかって化学反応が起きる、それがFANTASTICSというところを、見ていただけるんじゃないかと思っています。知れば知るほど好きになっていただけるグループではないかと思います」
──グループ結成は2016年12月。パフォーマーだけで全国で公演する「武者修行」を行ったんですよね。
佐藤大樹「当時は、パフォーマーだけだったので、ダンストラックでのパフォーマンスでした。なので、各自がいかにお客さんに見てもらうかを考えたり、MCでもひとりひとりの個性をアピールして、自分たちのことを知ってもらえるように工夫しました」
──2017年12月にボーカルの八木勇征さんと中島颯太さんが加入。2018年春に2ヶ月かけて「夢者修行 FANTASTIC 9」が行われました。
世界「そこでは、チームワークの大切さに気づきました。ボーカルの2人はステージ経験がゼロに等しい状態だったので、そこはパフォーマーがカバーしたり、ボーカルがいることでたくさんのお客さんに想いを届けることができたり、チームとしてレベルアップした手応えがありました。それに、メンバーの中尾翔太が病気療養中だったので、翔太がいつでも戻ってこられる場所を作ろうという気持ちもあって。全員が意思統一できた夢者修行でした」
──2018年夏に中尾さんがご逝去されました。秋に帯同したEXILEのツアーでデビューが発表され、12月にデビューシングル「OVER DRIVE」がリリースされたわけですね。
世界「翔太との別れもありましたが、たくさんの方々に応援していただいてたどり着いたデビューです。翔太の療養中に、TAKAHIROさんが翔太と僕らに向けて歌詞を書いてくださった曲『Turn Back Time』に『EXILE feat. FANTASTICS』という形で参加させてもらいました。これは僕らにとって、とても大きなことだと思っています」
スタイリッシュでユニーク! 「FANTASTICS」のココをチェック
──では、次にFANTASTICSをもっと深く知るために、このグループの強みを教えてください。お答えいただいた方は次の方を指名してくださいね。では、世界さんから。
世界「スタイリッシュさです。ファッションもそうですし、ダンスもスタイリッシュなものを取り入れています。次は、ホリナツ!」
堀夏喜「ユニークさですかね。パフォーマンスにユニークな動きを取り入れて、クスッと笑ってしまうところもあるので。特に、パフォーマートラックは要チェックです。じゃあ、瀬口さん!」
瀬口黎弥「シルエットを見てください。僕らはみんな高身長なので、よりパフォーマンスが映えるんです。ステージ上で僕らが照明を受けるんじゃなくて、背中から光を受けてシルエットだけでも魅せるパフォーマンスをしたいと思っています。次は慧人!」
木村慧人「パフォーマンスに個性があって、衣装もカラフルなのでそこをぜひチェックしてください。次はサワナツくん!」
澤本夏輝「ファッションです。パフォーマーなのにコートを着て踊ったり、一見、踊りにくそうな服でもスタイリッシュに踊れるところです。じゃあ、ボーカル勇征」
八木勇征「リズム感とグルーヴ感。ダンスが映えるグループなので、楽曲もそれに合わせてグルーヴ感があることがFANTASTICSの強みです。次は大樹くん」
佐藤大樹「MCです。武者修行から大事にしてきたので、これからのライブでも大切にしていきます。僕らはパフォーマンスをクールに、MCはちょっと面白く。ギャップを楽しんでください。最後は、颯太」
中島颯太「笑顔。僕らは楽しいことが好きですし、すごく仲がいいので、自然と笑顔になっていると思います」
これだけはFANTASTICSで一番! 誰にも負けない自分の特技
──もう少し、メンバーの個性に迫りましょう。次は「グループの誰にもココだけは負けないこと」を教えてください。中島さん指名をお願いします。
中島颯太「じゃあ、サワナツくんから」
澤本夏輝「誰よりもキレイにスタイリッシュに踊ること。じゃあ次は、颯太が当ててほしそうだけど黎弥!」
瀬口黎弥「パッションです! 次は勇征!」
八木勇征「持久走です」
瀬口黎弥「急に種目が変わったな!」
八木勇征「マラソンが得意なんです。次は颯太でお願いします」
中島颯太「物怖じしない性格。次は世界さん」
世界「笑顔です」
一同(爆笑)
世界「次は慧人!」
木村慧人「アクロバットと笑顔です(笑)。これからどんどんアクロバットを取り入れて新しい表現を生み出していこうと思っています。つぎは大樹くん!」
佐藤大樹「(目を見開いて)パワーーーーーーー!!! 」
世界「え?」
澤本夏輝「びっくりした(笑)」
佐藤大樹「最後、ホリナツで」
堀夏喜「僕は身長です。メンバーの中で、一番背が高い(180cm)ので、ステージで一番、見やすいかなと思って」
夢? 物欲? どうしても「止まれない/止まらない」ものとは?
──次のお題です。シングル「OVER DRIVE」に「止まれない/止まらない」という印象的な歌詞がありますが、これだけはどうしても「止まれない」「止まらない」ものはありますか?
堀夏喜「じゃあ、慧人から」
木村慧人「ええと、夢を追いかけるスピードは止まらない」
佐藤大樹「ん? どういうこと?」
木村慧人「止まることを知らない特急列車という感じです。快速じゃなくて。次は颯太」
中島颯太「人間観察が止まらない。人が好きで、誰かと話すことも、人が多い場所も好きです。次は勇征くん」
八木勇征「うーん…。ジムに行くのが止まらない。ホリナツくんお願いします」
堀夏喜「シリーズものをひとつ買ってしまうと、コンプリートするまで止まらない。例えば、服でもブランドのコラボものをひとつ買ったら時間をかけても全部コンプリートしたくなります。収集癖があるんです。次は夏輝くん」
澤本夏輝「歩き出すと止まらない。どんなところまでも歩いちゃいます。RPGゲームみたいな感覚で歩くのが好きです。次は黎弥くん」
瀬口黎弥「髪型・髪色の変化が止まらない。早いスパンでどんどん変わります。赤から金とか色もそうだけど、長さもガラっと。次は世界さん」
世界「ゲームが止まらない。一人でやりこむゲームが好きなので、RPGや格闘、オンライン対戦もします。負けず嫌いなので、友達とゲームしていても自分が勝つまで帰しません。最後は大樹」
佐藤大樹「物欲が止まらない。洋服屋さんに行って、その店長が乗っていたマウンテンバイクが欲しくて、その場でネット注文しちゃいました。飲み会で出てきたお酒が美味しすぎて、ネット注文とか、ネットショッピングが止まりません」
本格始動したFANTASTICSから目を離すな
──では、最後にメンバーの最年少、パフォーマーの木村慧人さんと、ボーカルの中島颯太さんに「OVER DRIVE」の見どころ聴きどころを教えてください。
中島颯太「すごく前向きな曲です。夢を叶える道のりを〈旅(ドライヴ)〉と表現した歌詞があり、新しい時代を切り開いていく自分たちの意志が込められています。初めて聞いた方も前向きな気持ちになっていただけますし、みなさんの背中を押すことができる曲です」
木村慧人「パフォーマンスは、世界さんを軸にパフォーマーであった翔太くんも振り付けに携わっていて、スピード感がありスタイリッシュかつパワフルに仕上がっています。間奏部分では、パフォーマーがシンクロしたダンスをしているので、そこもぜひ見てください!」
FANTASTICS from EXILE TRIBE『OVER DRIVE』
2018年12月5日に待望のデビューを果たしたFANTASTICS。デビューシングル「OVER DRIVE」は、スピード感と躍動感に満ちたサウンドと、未来へと突き進もうとする力強い意志を感じさせる歌詞が融合した、疾走感溢れるダンスチューン。
CD+DVD盤¥1,667
CD盤¥1,111
(Rhythm Zone)
URL/fantastics-ldh.jp
Photos: Melon Interview & Text: Miho Matsuda Edit: Yukiko Shinto