中国の国宝級ダンサー、ヤン・リーピンによる壮大な愛の物語『覇王別姫』
2018年2月21日(木)から24日(日)まで、中国のダンサー、ヤン・リーピンが芸術監督として手がける『ヤン・リーピンの覇王別姫~十面埋伏~』が東京・渋谷「Bunkamuraオーチャードホール」にて上演される。中国舞踊や武術、太極拳、ヒップホップ、バレエ、コンテンポラリーダンスなどの個性的なダンサーたちが集結し、中国の最も壮大な物語の一つとして知られる『覇王別姫』の世界観を表現する。
中国雲南省の少数民族、白族出身であり、一度も舞踊教育を受けることなく、その才能と創造力により、今では世界で評価されるダンサーとなったヤン・リーピン。1986年に『孔雀の精霊』で一躍注目を集め、日本ではこれまでも『シャングリラ』(2008、10、16年)、『クラナゾ』(2011年)、『孔雀』(2014年)などが上演されている。
今回、日本で初上演される『ヤン・リーピンの覇王別姫~十面埋伏』は、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場での初演以降、オーストラリア、イスラエル、中国各地など、世界中の劇場やフェスティバルで話題を呼んだパフォーマンス。
芸術監督に徹するヤン・リーピンが振り付けた、戦いを思わせるアクロバティックなダンスや、スタイリッシュな群舞など、圧巻のダンスシーンが見逃せない。中でも京劇の伝統に則り男性が演じる虞美人が、両性具有的な魅力を発揮するダンスシーンは、見どころの一つ。虞美人と項羽のデュエットは、稽古時にヤンをはじめ、スタッフ全員が思わず涙ぐんだという。
また、美術と衣装デザインは、映画『グリーン・デスティニー』や『孔雀』(2014年)でタッグを組んだ鬼才クリエイター、ティム・イップが担当。さらに、舞台上方から吊り下げられた、2万本ものハサミは、美術家ベイリー・リュウによるもの。ヤン・リーピンの熱烈なアプローチにより、このコラボレーションが実現したという。圧倒的な美しさ!と話題を呼んでいる舞台芸術も楽しみたい。
また、特別番組『この愛に生きて〜ヤン・リーピンが泣いた日』が11月18日(日)12時から12時半まで、BS-TBSで放映される。中谷美紀がナレーションを担当し、中国各地での最新取材と貴重な舞台映像によって、ヤン・リーピンの創作を追う。こちらもぜひ公演鑑賞前に!
ヤン・リーピンの覇王別姫~十面埋伏~
芸術監督・演出・振付/ヤン・リーピン
出演/ヤン・リーピンカンパニー ※ヤン・リーピンは出演いたしません。
公演日程/2019年2月21日(木)19:00開演、2月22日(金)14:00開演
2月23日(土)12:30開演、16:30開演、2月24日(日)12:30開演
会場/Bunkamuraオーチャードホール
チケット料金/S席¥12,000 A席¥9,800 B席¥7,800(税込)※未就学児童入場不可
チケット取扱/Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:30)、MY Bunkamura、Bunkamuraチケットカウンター(Bunkamura 1F 10:00~19:00、11/16以降)、東急シアターオーブチケットカウンター(渋谷ヒカリエ2F 11:00~19:00)、TBSオンラインチケット、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット
URL/www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/19_liping
特別番組『この愛に生きて〜ヤン・リーピンが泣いた日』
放送日時/11月18日(日)12:00〜12:30 BS-TBS
※放送日時は変更となる場合があります