エリーローズのプライベート旅行記inリスボン
part.1タイルのデザイン探訪
旅好きのエリーローズが、完全プライベートな旅を、実際に見て聞いて感じたままに綴るフォトエッセイ。今度の旅先は、ヨーロッパ最西端、ポルトガルの首都リスボン。レトロで趣のある街の雰囲気を、お気に入りの音楽に乗せて贈る。
Chet Baker『Chet Baker Sings』
Jazzのプリンス、チェット・ベイカーのアルバムで、このリスボンの旅は始まる。彼の歌声とピアノのハーモニーが柔らかく包んでくれる。トランペットがこれまた切ないのよねー。
>>このアルバムを聴く
街中至るところに素敵なタイルが溢れている
リスボンは歴史がそのまま生きてる、レトロで可愛い街。すぐ目に入るのが建物全体に敷き詰められてるアズレージョのタイル。ポルトガル伝統の装飾タイルだ。教会、ホテル、民家など、あちこちで多種多様なアズレージョに出会います。
タイルのカラーやナンバープレートのディテール。誰かさんの自宅のエントランスだってこんなにオシャレ。
街路から見える標識もアーティスティックでこんなに立派!
国立アズレージョ博物館 National Tile Museum
美しすぎる装飾タイルの世界を堪能できる国立アズレージョ博物館。マドレ・デ・デウス教会を改装して建てられた博物館で、15世紀から現代までの芸術的、歴史的価値の高いアズレージョの傑作が展示されています。
博物館内にある礼拝堂はダイナミックなスケールに黄金の装飾や絵画、そしてアズレージョが融合し、息をのむほどの美しさ。
アズレージョに使用される最もポピュラーな色は青! なかでも私は余白の多いシンプルな青いタイルたちや無地で艶のあるダイヤ型のタイプも好きです。自宅のバスルームに敷き詰めたらおしゃれなんだろうなぁ〜。
美術館のお土産コーナーでもタイルを販売してました。コースターにしたりしても可愛いんですよ!
伝統を守りながらモダン化されていったアズレージョの世界にどっぷりと浸れる博物館。リスボンに行ったら必ず立ち寄ってもらいたい。
Museu Nacional do Azulejo
(National Tile Museum)
住所/R.Me.Deus 4,1900-312 Lisboa,Portugal
TEL/+351-218-100-340
URL/www.museudoazulejo.gov.pt
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Photos & Text:Elli-Rose Edit:Masumi Sasaki