NY拠点の日本人Mitski、アーティストの孤独をポップに昇華
日本生まれ、ニューヨーク在住のミツキ・ミヤワキによるソロ・プロジェクト、ミツキ(Mitski)。ピクシーズ、イギー・ポップら、ビッグ・アーティストからも注目される彼女が新作『ビー・ザ・カウボーイ(Be The Cowboy)』を2018年8月にリリースした。
日本生まれ、ニューヨーク在住のミツキ・ミヤワキによるソロ・プロジェクト、ミツキ(Mitski)。ニューヨークの音楽学校在学中より活動を始め現在27歳、ピクシーズの全米ツアーのオープニングアクトを務めたり、イギー・ポップにラジオ番組で絶賛されるなどビッグ・アーティストからも注目される彼女が、2016年にリリースし反響を呼んだ『ピューバティー2』に続き、新作『ビー・ザ・カウボーイ(Be The Cowboy)』をリリース。
2017年には、あの名作ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の原作・監督・脚本・主演を務める、ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の映画『パーティで女の子に話しかけるには』(2017年12月公開)の主題歌「Between the Breaths」のボーカルを務めたことも話題を呼んだ。こちらも監督からのご指名だったという。
映画『パーティで女の子に話しかけるには』 主題歌「Between the Breaths」
日系アメリカ人であり、またコンゴ民主共和国、マレーシア、中国、トルコなど、さまざまな国で育ってきた彼女ならではのアイデンティティや視点を武器に、今作ではリードトラックのタイトルでもある“NOBODY”をキーワードとして、シンボルになることや、本来の自分とは別の人格になることの孤独を掘り下げつつ、バラエティ豊かなポップソングに仕立てている。どこかビョークを彷彿とさせるルックスやミュージックビデオにも注目したい。
Mitski『Be The Cowboy』
¥2,400(Dead Oceans/Hostess)
URL/https://mitski.com/
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Text:Minami Mihama Edit:Masumi Sasaki