異星人⁉︎エル・ファニングとパンク少年の恋
ジョン・キャメロン・ミッチェル最新作
![© COLONY FILMS LIMITED 2016 エルファニング、ヒロイン,ジョン・キャメロン・ミッチェル,パーティで女の子に話しかけるには](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/be81fb8d4b135ede83117205e859e823.jpg)
『ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が、若手人気ナンバー1のスター女優エル・ファニングをヒロインに迎えた最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が、12月1日よりロードショー。
ジョン・キャメロン・ミッチェルが原作・監督・脚本・主演を務めた名作ミュージカル『ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ』にも通じるパンクな精神を受け継ぐ映画『パーティで女の子に話しかけるには』。エル・ファニングが演じるのは、遠い惑星からやって来た美少女ザン。内気なパンク少年エンには、史上最年少でトニー賞を受賞したアレックス・シャープ。そして、何と言っても地元のパンククラブを仕切る、迫力満点の女ボス、オスカー女優のニコール・キッドマンの存在は忘れてはならない。キャスト陣やそのキャラクター設定もなかなかユニーク。
![パーティで女の子に話しかけるには_サブサブ1のコピー](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/c2196d42030f520a31c9861af0bd3490.jpg)
![パーティで女の子に話しかけるには_サブ1のコピー](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/014721bc0b8b09251adf245242a44a16.jpg)
ストーリーはというと、
パンクなのに内気という冴えない少年エンが、友人たち(これまたイケてないパンクス…)と、偶然もぐりこんだ見たことのない不思議なパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるエン。だが、ふたりに許された自由時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出るのだが──。
![パーティで女の子に話しかけるには_サブ2](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/dac7e8c3c031c97bf9a6f9c14f18722f.jpg)
![パーティで女の子に話しかけるには_サブサブ5](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/a488daf5e9e86e5180d1031f1af2aa1d.jpg)
![パーティで女の子に話しかけるには_サブサブ4のコピー](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/1baa82d084cf6658c48bc9eca4777ed4.jpg)
不思議の国の住人の中では、ちょっとしたパンク気質のあるザンが、パンクを力説するエンに、「パンクって何?」「もっと私にパンクしてみて。どうやったらパンクに近づけるの?」とパンクとを見つけようとする、彼女と彼の繋がりを、監督はこの映画の中のおもしろみと語っている。
![パーティで女の子に話しかけるには_サブサブ6のコピー](https://numero.jp/wp-content/uploads/2017/11/7ee0a4fc1fb403a9f7f557438d436db1.jpg)
そして物語を魅力的に演出する、衣装や美術。衣装デザイナーであるサンディ・パウエルは、 アート系前衛映画監督デレク・ジャーマン作品の衣装を手がけ、自身もロンドン・パンクにどっぷりだった人物なだけに、劇中ではリアルなパンクスタイルを作り上げた。一方で、その対局にある遠い星の人々は、テカテカなラテックスの衣装で、フェテュッシュでフューチャリスティック、いい意味で異様な異端さが表現されている。
偶然出会った少年と少女が恋に落ちるという、甘く切ないボーイ・ミーツ・ガール映画だけども、なかなか強烈で斬新なファンタジーが待っている!
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督のインタビューはこちら
『パーティで女の子に話しかけるには』
監督・脚本/ジョン・キャメロン・ミッチェル
原作/ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」
出演/エル・ファニング、アレックス・シャープ、ニコール・キッドマン ほか
URL/gaga.ne.jp/girlsatparties
2017年12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか 全国順次公開
© COLONY FILMS LIMITED 2016