「Y/Project」デザイナーによる「Diesel」レッドタグ プロジェクト第2弾発表!
2018年6月16日、ミラノにて発表された「ディーゼル(DIESEL)」レッドタグ プロジェクトの第2弾は「ワイプロジェクト(Y/Project)」のデザイナー、グレン・マーティンス(Glenn Martens)とのカプセルコレクション! ミラノの複合文化施設である「ファブリカ・デル・ヴァポーレ(Fabbrica del Vapore)」の格子に区切られた階段を使って披露された。
2018年3月よりスタートしたディーゼルの「レッドタグ プロジェクト」は、世界的に人気のあるデザイナーを招いて、”デニムとスポーツウェア”という、ブランドのシグネチャーを再解釈し、彼らがデザインしたカプセルコレクションを世界各国の一部店舗で独占的に販売するという、革新的なプラットフォーム。
第一弾には「フッド・バイ・エアー(Hood By Air)」のデザイナー、シェーン・オリバー(Shayne Oliver)によるカプセルコレクションが登場し話題を呼んだ。シェーン・オリバーは「シャープなデニムの美学によって再解釈し、行き過ぎたトレンドをそぎ落とし洗練させた」と語り、10のルックを発表している。
写真上2点/シェーン・オリバーによるレッドタグプロジェクト
続いて、第二弾に登場するのは、「ワイプロジェクト(Y/Project)」のデザイナー、グレン・マーティンス! ベルギー出身の彼は、アントワープ王立学校を卒業後、ジャンポール・ゴルチェ (Jean Paul Gaultier) などで経験を積み、その巧みなカットワーク、素材使い、ジェンダーレスで独特なシルエットに定評のある若手実力派のデザイナーだ。
今回、マーティンスは、ディーゼルのブランドメッセージ“Go With The Flaw(完璧ではないからこそ魅力がある)”をベースにデザインを手がけたという。「不完全がいっぱいのコレクション、着る人が自分流に着こなすことができるコレクションを作ろうと思いました」と。
カプセルコレクションには、スラウチ・トラウザーズや、ゆがんだブレザー、ボリュームのあるシアリングジャケットなどが登場し、ジャケットのヘムラインやウエストバンドが実際の服よりも7サイズも小さかったり、シームにボタンがついて自由に留めたり外したり思い思いに着用できたりと、意識的な不完全さと遊び心に満ちたアイテムが揃う。
Photos by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images
また、マーティンスは、「見方を変えれば、このコレクションは実際にはフリーサイズかつジェンダーレスなのです」とも語っている。
ディーゼル創始者のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)は、「グレンはベルギーで学んだため、実用的でありながらシュールな、マルタン・マルジェラ(Martin Margiela)のような感覚を持っています。彼は若くて現代的で、世界中の消費者にアピールする方法を知っていると同時に、デニムで実験する能力も持っているのです」と絶賛している。
気になる「レッドタグ プロジェクト」、日本での発売はまだ未定とのこと。続報をお楽しみに!
DIESEL
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