尾形真理子に聞いた“私の90年代カルチャー” | Numero TOKYO
Culture / Feature

尾形真理子に聞いた“私の90年代カルチャー”

現在、各分野で活躍中のクリエイターが影響を受けた、自身のルーツとなった90年代とは?(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年3月号掲載)

music

小沢健二 featuringスチャダラパー「今夜はブギー・バック(nice vocal)

「カラオケに行くたび、絶対誰かが歌っていた…。何度聴いたかわからないです…(笑)」
小沢健二がメインボーカルのnice vocalバージョンと、スチャダラパーfeaturing小沢健二のsmooth rapバージョンが94年に2枚同時リリースされた。多くのアーティストがカバーしていることでも有名。

books

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』

「90年代は、私にとって中学から大学までを過ごした時期でした。村上春樹の作品を初めて読んだとき、それまで読んでいた小説の文体とはまったく違うもので、意味もわからずイライラしたのを覚えています。そのくせ完全にハマってしまい、完全な虜になっていました。この作品は、異世界を教えてくれました」
94〜95年にかけて発売された村上春樹の長編小説。猫がいなくなったことをきっかけにして始まる、ねじまき鳥に導かれる謎と探索の年代記。読売文学賞受賞。

OTHERS

地下鉄サリン事件
「高校1年の春休みでしたが、学校が九段下だったので、いつも自分がいる場所がまったく違う世界になってしまったように感じました」

Edit:Sayaka Ito

Profile

尾形真理子(Mariko Ogata)
コピーライター、クリエイティブ・ディレクター

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JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

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