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Culture Post

小林エリカに聞いた“私の90年代カルチャー”

現在、各分野で活躍中のクリエイターが影響を受けた、自身のルーツとなった90年代とは?(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年3月号掲載)

Aflo

cinema

ソフィア・コッポラ『ヴァージン・スーサイズ』

「女の子っぽいものや可愛いもの、若い女のアーティストたちが皆“ガーリー”と一くくりにされることには苛立っていましたが、そんな“ガーリー”をその内側からじわじわと破壊しながら凌駕してゆくような作品」
99年公開。5人姉妹を通して思春期の少女たちの繊細さや危うさを描き、ソフィア・コッポラの映画監督デビュー作として、鮮烈な印象を残した。原作はジェフリー・ユージェニデスが93年に発表した『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』。

music

ケン・イシイ「EXTRA」

「ケン・イシイの『EXTRA』は曲もかっこよくて(まずテクノってものに驚いた)、そのうえ森本晃司さんのアニメーションのミュージックビデオには度肝を抜かれました。当時、スパイク・ジョーンズやミッシェル・ゴンドリーなど、ミュージックビデオ全盛期で、とにかく深夜にスペースシャワーTVをかぶりつくように観ていたような記憶があります」
日本におけるテクノミュージシャンの第一人者であるケン・イシイ。今年デビュー25周年を迎えるという彼の95年発売のシングル。アニメーション作家の森本晃司が手がけるPVを含めて、世界中で評価が高い一曲。写真は、「Extra」が収録されたアルバム『Jelly Tones』。

OTHERS

西麻布のクラブ「イエロー」
「DJ、VJすごいと、踊れもせず、徹夜が苦手にもかかわらず背伸びしてジェフ・ミルズを観に行ったり、イエローの近くにあるクラブでドラァグ・クイーンの友人のパフォーマンスを観たりしていたのが思い出深いです」

地下鉄サリン事件
「通っていた小、中、高校が、オウム真理教の施設がある町だったので、選挙に出馬して着ぐるみを着て駅前で踊っていたところから、地下鉄サリン事件で何人か学校に遅刻してやって来たところまでを見ていたので、思うところがありました」

Profile

小林エリカ
(Erika Kobayashi)
作家、マンガ家。小説『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)が春に文庫で発売予定。

Edit:Sayaka Ito

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