「AAA2018」の栄光を手にするアーティストは誰だ!?
昨年より始まった現代アートのアワード「Asian Art Award 2018 supported by Warehouse TERRADA」。選ばれた4名のファイナリストによる展覧会が3月3日(土)から、東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEXでスタート。2018年の栄冠を手にするのは誰だ……!?
やどかりに「やど」をわたしてみる -White Chapel2014- 樹脂 6×6×6cm ©AKI INOMATA courtesy of MAHO KUBOTA GALLERY
日本からアジア、アジアから世界へと、今後ますます国際的な活躍が期待されるアーティストの支援を目的に創設された、現代アートのアワード「Asian Art Award 2018 supported by Warehouse TERRADA」。キュレーター5名によってファイナリストを決める選考会と、国内外のアート関係者6名による審査会の2段階の選定を経て、大賞を決定するというもの。ファイナリストは審査会に向け新作または準新作を制作し、今回のファイナリスト展にて公開される。
PP_FS #11
2015
紙袋
152×50×18cm
©Motohiro Tomii, Courtesy of Yumiko Chiba Associates
Photo: YANAGIBA Masaru
2回目となる今回のファイナリストは4名。生き物との協働作業によって作品制作を行い、昨年はACCの招聘でニューヨークに滞在するなど、グローバルに活動するAKI INOMATA。時間への興味を振り出しに、日用品の使い方からシャーマニズムまで、幅広い「意識の変容」に関心を持ちアプローチを試みる小金沢健人。既製品に最小限の手をくわえ、固定概念から解放し彫刻の新たな可能性を模索する冨井大裕。アーティストの活動のほか、「国立奥多摩美術館」や「Ongoing Collective」など、オルタナティブスペースやアーティストコレクティブの活動にも関わっている和田昌宏と、多様な活動歴を持つアーティストが競い合う。
速度の落書き
2008
マルチチャンネルビデオ・インスタレーション
サイズ可変
A Song For My Son (蒲原)
2016
ミクストメディア(ダブルスクリーンインスタレーション)
サイズ可変
Photo: Ujin Matsuo
気になる大賞は3月8日(木)にアートフェア東京2018の会場で発表予定。結果はもちろん、ファイナリストが見せる最新作にぜひ注目を!
Asian Art Award 2018
supported by Warehouse TERRADA ‒ ファイナリスト展
会期/2018年3月3(土)〜3月18日(日)
会場/TERRADA ART COMPLEX 4 F
住所/東京都品川区東品川 1-33-10
時間/月〜金曜日13:00〜19:00 、土・日曜日12:00〜20:00
TEL/03-5797-7912
URL/asianartaward.com/
Text:Akane Naniwa