スキーもスノボもしません! 北海道トマムへ滑らない雪山ステイ | Numero TOKYO
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スキーもスノボもしません! 北海道トマムへ滑らない雪山ステイ

冬の平均気温がマイナス10〜15度という北海道「星野リゾート  リゾナーレトマム」に、ウィンタースポーツをせずとも楽しめる「雪ガールステイプラン」が今年も登場。滑らない雪山の遊び方を体験してきました。


星野リゾート トマムの敷地内には「リゾナーレ トマム」(奥の2棟)と「ザ・タワー」(手前の2棟)の宿泊棟が。

もう二度とスキーもスノボもしないと決めたのは学生のときでした(運動神経がないから)。雪山には縁がないと思っていたところ、「星野リゾート  リゾナーレトマム」の“滑らなくても雪山を楽しもう!”というコンセプトの「雪ガールステイプラン」の案内が。本当に滑らなくて良いのなら、寒いだけの都心より冬らしい冬を楽しもうじゃないかと、雪深い北海道トマムに行ってきました。

星野リゾートの代表は屈指のスキー好きで知られているし、ここ「星野リゾート トマム」はスキーヤーたちの理想郷であることは間違いなし。北海道最大級のスノーリゾートであえて滑らない滞在、というこのプランですが、冬山の魅力を引き出す楽しい雪遊びが待っていました!

手ぶらで行ってもOK。防寒バッチリの雪ガールに変身!

冬の平均気温がマイナス15度以下になるというトマムの冬山。外に出るには徹底的な防寒が必須ですが、スポーツもしないのにそんな防寒グッズは持っていません。だからといってダサいレンタルウェアなんて着たくない! でもこのプランでは、ちゃんとおしゃれなウェアと防寒グッズが用意されています。 防寒性能の高いアウター、スノーブーツ、手袋、ネックウォーマー、帽子、電子カイロ、そして雪の結晶を見るための雪めがね。可愛いアウトドアスタイルに着替えるだけで、テンションアップ! 何事もまずは見た目から!

豪華ジェットバス付きの絶景スイートルームにステイ

このプランで宿泊するリゾナーレトマムの部屋は、リビング、ベッドルームに加えて、大きなジェットバスとサウナ付きの広いバスルームがある、全室スイートルーム。部屋から見えるのは一面の雪景色。まるで異世界のようです。

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ジェットバスからの景色も格別。ハーバルバス用の“越冬ハーブ”が用意されています。寒さが厳しい北海道の冬を乗り越えられる生命力の強いハーブ。慣れない雪山で遊びつくした夜、ローレル、ローズピンク、ローズマリーの癒される香りにリラックスし、ジェットバスが冷えた体を温めてくれました。

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アイスドームに囲まれた氷の街が出現

広大な敷地を誇る「星野リゾート  トマム」には、滑らなくても楽しめるアクティビティが満載。なかでもマストで訪れたいのが、氷の街「アイスヴィレッジ」。氷に囲まれた12棟のドームが並びます。

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氷のグラスでお酒を味わえるバーや氷をテーマにしたスイーツがいただけるカフェなど。氷のグラスは、自分で作るワークショップもあります。

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一瞬でチョコレートトッピングが固まるアイスバーを楽しんだり、アイスコーヒーをいただいたり。氷の中で拷問かと思いきや、もはや外気温より暖かいので、アイスすら常温に感じます。ほかにも氷のギャラリーやアイスリンク、氷の滑り台など。ここで毎晩遊びたい!

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アイスヴィレッジ
期間/2018年3月中旬まで
時間/17:00〜22:00(天候、各コンテンツによる)
料金/ザ・タワー、リゾナーレトマム宿泊者無料 ビジター入場料500円 (飲食ほか料金別)

見たことのない幻想的な景色。霧氷テラスで絶景カフェタイム!

今回の滞在で何より感動的だったのがこの霧氷テラス。「星野リゾート トマム」といえば夏の雲海テラスが有名で、私も夏に訪れたことがあります。冬はこのテラスから見る景色が豹変。ゴンドラで登ること約13分、標高1088mから冬山の絶景が楽しめます。

「霧氷」とは、マイナス2〜10度になると空気中の水分や霧が樹木に付着する現象で、木々の枝が真っ白に彩られます。発生確率は昨シーズンで約60%だとか。どこまでも真っ白な雪山に、真っ白な木々、青空とのコントラストは最高に美しいです。

「てんぼうかふぇ」では霧氷をイメージした飴細工を添えたコーヒーやフォンダンショコラを。凛とした空気のなかでいただくコーヒーは格別。

湿気が低いトマムでは肉眼でも雪の結晶が見られるほどですが、このテラスでも一層綺麗な結晶がパラパラと降っていました。結晶の形は気温によって変わり、ふたつとして同じものはないそう。この絶景といい、自然が生み出す神秘に寒さも忘れて見とれてしまいます。

霧氷テラス
期間/2018年4月3日まで
時間/8:00〜15:00(ゴンドラ最終乗車)てんぼうかふぇは15:00まで
料金/ゴンドラ往復 大人2,200円(飲食は料金別)

移りゆく冬の季節を表現した、ストーリー仕立ての雪ディナー

お待ちかねのディナーは「雪ガールステイプラン」のためだけに作られたフルコース。北海道産の食材を楽しめることはもちろん、雪景色をテーマにしたコース料理のストーリーが素晴らしいのです。

付き出しから前菜、パスタ、魚・肉料理、デザートに到るまで、トマムに訪れる冬の景色を時間を追って表現しています。初雪に大地が白く染まり始める前菜、淡雪の積もる魚、雪玉が転がるお肉、パウダースノーはパスタにチーズを振りかけて! プライベートダイニングでゆっくりとコースを満喫しました。

遊びつくした身体をゆるめるスパトリートメント

さらにこのプランには、スパトリートメントの特別コースが含まれています。フットバスとジンジャーハーブティから始まり、黒豆オイルを使った60分の全身トリートメントを個室で。スポーツをせずとも慣れない寒さに身体が凝り固まっており、十分にほぐしていただき身体の芯からゆるゆるとリラックス。

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おしゃれカフェで雪景色を眺めるもよし。大人のアクティビティも満載!

スキーやスノボをしなくても、2泊3日では足りないくらいリゾート内には遊び場があります。ゲレンデからスキーインスキーアウトできる「ホタルストリート」は昨年12月にオープンしたばかり。もちろんスキー武装せずとも、ホテルから歩いて遊びにいけます。

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「つきの」のオリジナルサンド「とまこっぺ」と「ゆきの」のスイーツ「クープ」

ほかのスキー場のゲレンデ食とは異なるおしゃれな建物に、全9店舗がずらり。cafe&bar「つきの」とsweets 「ゆきの」は星野リゾートが運営する初のcafe&barだそう。

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また、滑ることはできないけれど歩くくらいはできる! と、スノーシューで雪山トレッキングをしたり、そうだ車も乗れる!と、スノーモービルを運転したり(免許不要です!)。暖か〜い移動式住居テント「コタ」の中でバームクーヘンを作ってみたり…。

敬遠していた冬山トリップですが、想像以上に楽しんで帰ってきました。異次元の寒さに驚き、一面の雪景色に自然の雄大さを感じた旅でした。ウィンタースポーツをしない人も、トマムの大自然に遊んでいただいてはいかがでしょうか? 

でも実は、冬山の楽しさにのせられて、15年ぶりのスノーボードまでトライしてしまったのでした…!

「雪ガールステイプラン」
期間/2018年3月26日チェックアウトまで
料金/2泊3日(朝食2回、夕食1回付き)4名1室利用時¥56,400(1名)〜
内容/朝食2回、1泊目ディナー、雪ガールグッズのレンタル利用、雪ガールスパトリートメント
定員/1日1組限定(1組4名まで)
電話予約/0167-58-1111
WEB予約/https://www.snowtomamu.jp/winter/topics/1703/

星野リゾート  リゾナーレトマム
住所/北海道勇払郡占冠村字中トマム
アクセス/新千歳空港より車またはJRで約100分
電話/0167-58-1111(星野リゾート リゾナーレ トマム代表)
URL/www.snowtomamu.jp

Photos & Text: Saori Asaka

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2024.10.28 発売

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