国内初!メディアカルチャーの国際イベントが開催中
アジアからメディアカルチャーを紹介する国際的な総合イベントが日本で初開催。原宿・表参道・渋谷エリアの4カ所で2月18日(日)まで。
デジタルテクノロジーの創造性をアートや音楽、教育などから向き合う総合イベント「MeCA l Media Culture in Asia: A Transnational Platform」(通称 : ミーカ)。国際交流基金アジアセンター、一般社団法人TodaysArt JAPAN/AACTOKYOの共同主催により実現した、国内初のプラットフォーム機能をもつメディアカルチャーイベントだ。展覧会やシンポジウムなど6つのプログラムが、原宿・表参道・渋谷エリアで開催されている。
展覧会では、世界のさまざまな地域から選りすぐりのメディアアート作品が集結。日本からは、坂本龍一と高谷史郎のコラボレーションによって製作されたインスタレーション作品『water state 1(水の様態1)』や、平川紀道による映像と音響のプロジェクト『datum』が出品。海外からは、東南アジアの同分野を牽引するフィリピンの「WSKフェスティバル」、日仏の文化事業「デジタル・ショック」、フランスの「Biennale Némo」、「Scopitone」といったメディアアート・フェスティバルからの作品が展示される。多種多様なメディアを用いた幅広い表現のアートが楽しめそうだ。
平川紀道『datum』(2016年)
また、公募型キャンププログラムでは、「バイオテクノロジーとアート」をテーマにしたワークショップ「BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’」を開催。バイオアートの第一人者であるジョー・デイビスをはじめ、世界各地の専門機関からアーティストや研究者ら20名が集結。最終プレゼンテーションと成果物展示では一般公開も行われる。
さらには、プログラミングやハードウェアハッキングなどを体験する教育プログラムや、ギャラリートークをはじめとするトークプログラムなど、盛りだくさんの内容だ。
山口情報芸術センター[YCAM]教育プログラム「Eye2Eye」
撮影:丸尾隆一(YCAM) 写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]
アジアにおける次世代間の交流・協働を促進する本イベント。それぞれのプログラムの日程、料金などの詳細は公式サイトを参照のうえ、会場に足を運んでみたい。
「MeCA | Media Culture in Asia: A Transnational Platform」
期間/2月9日(金)〜2月18日(日)
会場/表参道ヒルズスペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、渋谷区文化総合センター大和田、Red Bull Studio Tokyo、WWW、WWWX
入場料/一日券 (ワンデイチケット)1000円、全日券(オールデイパス) 1800円
※中学生以下は入場料無料
開館時間/11:00〜20:00(展覧会/表参道ヒルズスペース オー、ラフォーレミュージアム原宿)
※最終日18日(日)は17:00まで
各種プログラムの日程、料金など詳細は公式サイトを参照のこと
TEL/03-5428-5400
URL/meca.tokyo