usagi bon ごはんrecipe.2 イチゴとアスパラの生春巻き | Numero TOKYO
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recipe.2 イチゴとアスパラの生春巻き

アーティスト河原シンスケがプロデュースするサロンレストラン「usagi」の料理をわが家にも。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

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イチゴとアスパラの生春巻き
いちごの甘酸っぱさとアスパラのフレッシュさ、薬味の青じそが味噌の塩気とマッチング。

【材料】(1人分)
ライスペーパー 1枚
グリーンアスパラガス 1本(キューリ、アボカドでも代用可)
いちご 1個
大葉 1枚
薄切り豚肩ロース(しゃぶしゃぶ用でも可) 30g(約1/2枚)
ミントの葉 2枚
練り味噌  20g
【材料】(作りやすい分量で)
a.白味噌 100g
b.精製していない砂糖(きび糖、黒砂糖など) 60g
c.本みりん 30g

【作り方】
練り味噌を作る
1. a.b.cを全て混ぜ合わせ、中火で水分を飛ばすように練り、表面が沸々してきたら弱火にして約3分くらい焦げないように混ぜながら煮詰める。
2. ①を容器に移し粗熱を取る。

生春巻きを作る
1. 薄切り豚肩ロースを沸騰したお湯で白くなるまで茹でる。茹で上がったら氷水につけ人肌くらいの温度に冷ます。その後、ペーパータオルでしっかりと水気を切っておく。(氷水に豚肉をつけすぎると脂が固まってしまうので注意する)
2. 45℃くらいのぬるま湯の入ったボウルにライスペーパーを入れ、約12秒くらい戻す。少し硬さが残るくらいでぬるま湯から取り出し、しっかりと水気を切る。
3. ②の中央に大葉を横向きに乗せ、その上に食べやすい大きさに切った①を乗せる。
4. アスパラは好みの硬さにさっと塩ゆでにして冷水にさらす。水気をきって半分に切ったら、③の豚肉の上と下に挟むように置く。
5. 蒸し豚の上に練り味噌を伸ばす。
6. イチゴを縦4等分のくし形に切って、⑤の練り味噌の上にのせる。
7. イチゴの上にちぎったミント2枚をのせる。
8. ライスペーパーの手前を具材にかぶせ、両サイドを内側にたたみ、手前から巻く。

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甘酸っぱい思い出

イチゴは甘酸っぱい初恋のキスの味?なんてそういえば言ったような。残念ながら、あまりに遠い過去すぎて、それがどんなものだったかという記憶もほとんど薄れて霞の中。
パリでは、ブルターニュの北フィニステール産の小粒のイチゴ、「ガリゲット」がポピュラーだ。その凝縮された甘さは格別な味わい。くわえてその言い難い名前が逆に面白い。イチゴには2500種以上のバリエーションがあるらしい、まさに赤いくせ者。
そのままでももちろん美味しいのだけど、それじゃあ話が始まらない。もともとお美味しさと乙女のような可憐なイメージを壊さず別の美味しいものにするのは、至難の技だ。
そういえば、子どもの頃は不二家のイチゴチョートケーキがクリスマスの定番だった。お馴染みのイチゴジャムも鉄板プロダクト。そして、usagiの人気メニューの生春巻にもイチゴを入れちゃいました。

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Instagram/@usagi_tokyo_salon
FACEBOOK/Usagi Tokyo

サロンレストラン「usagi」とは

Photos&Art Work&Text:Shinsuke Kawahara
Food Direction:Shintaro Imahira
Edit:Masumi Sasaki

Profile

河原シンスケ(Shinsuke Kawahara) 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo:Keiichi Nitta)
今平慎太郎(Shintaro Imahira) 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。(Photo:Ayako Masunaga)

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