横尾忠則の過去と現在に迫る個展@十和田
もはや説明不要。日本アート界の “生ける伝説” 、横尾忠則。
青森県の十和田市現代美術館で開催中の個展、「横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL」で私たちが目にするものとは……?
1936年に生まれ、今年81歳を迎える横尾氏。「瀧」を描いたシリーズ作品が有名だが、そのルーツともいわれているのが、彼がグラフィックデザイナーとして活動していた1970年代に描いた奥入瀬渓流だ。
そんな彼の原点とも呼べる十和田の地で開催される今展では、「瀧」を描いた大作から、テクナメーション(光を当てることで絵画平面に動きを生む手法)を用いた作品、そして未発表の新作まで、まさに川を下るように、彼のルーツから現在形までを目にすることができる。
「グラフィックはお仕事、アートは人生です」と語る横尾氏。
80歳を超えてなお、意欲的に活動し続ける彼の人生の軌跡、その流れゆく新たな局面を、見逃すな。
横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL
会期/2017年6月17日(土)〜9月24日(日)
会場/十和田市現代美術館
住所/青森県十和田市西二番町10-9
時間/9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
TEL/0176-20-1127
URL/towadaartcenter.com/exhibitions/yokoo-tadanori-pop-it-all/
『横尾忠則 十和田ロマン展 POP IT ALL ポスター』2017
Text:Ken Suzuki