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杉野希妃、主演監督作品
『雪女』が東京国際映画祭にて公式上映

夢を追い求める女性をサポートする「コアントロー・クリエイティブ・クルー」として、「コアントロー」が支援する日本人女性クリエイターのひとり、杉野希妃が主演監督を務める作品『雪女』が完成。公式上映の場となった第29回東京国際映画祭、会期中の彼女に直撃した。

Photos:Yuji Namba
Interview:Tomoko Ogawa

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杉野希妃が監督・主演を務める『雪女』が去る10月に開催した第29回東京国際映画祭コンペティション部門で公式上映された。構想3年を経て、この2月に彼女の出身地である広島県にて、映画の街で知られる尾道を中心にロケを実施。作品ができるまでの道のりと、映画祭出品への思いを聞いた。

──なぜ、いま雪女をモチーフに映画を撮ろうと思ったのかをお伺いできますか?

「2013年に、『おだやかな日常』の上映でNYのトライベッカ映画祭参加したときに、NY在住の女性プロデューサー、黒岩久美さんにお会いしたんです。彼女は、小泉八雲のドキュメンタリーを企画していて、そのときに小泉八雲の素晴らしさを教えていただきながら、『希妃さんって、なんか雪女ぽいわよね』とさらっと言われて(笑)。雪女ってどんな話だったっけ?となったんです。帰国後に、改めて読んでみて、いろいろと疑問がわき起こりました。雪女がなぜ人間と交わろうとしたのか、巳之吉は原作でふとした過ちによって雪女と交わした約束を破ってしまうわけですけど、妻となったユキの正体に気づいてる瞬間もあったんじゃないかとか。そしてなにより、「目に見えないものと共生している」という感覚が現代社会に必要とされているのではないかと強く思わされたんですよね」

──確かに、どんだけ鈍感な男なんだとツッコミたくはなりますよね。

「そう、確かに、巳之吉の間抜けさが、見えない霊の部分をより浮かび上がらせてはいるんですよね。でも、巳之吉は、どんだけ間抜けなんだよってという。たとえば、妻の正体を勘ぐる夫と、それを気配で感じる妻それぞれに葛藤があったら、より面白くなるだろうなと思ったんです。また、原作では雪女と人間の間に生まれた子どもの存在やその子の未来に焦点が当てられてないんですが、むしろその混血の存在がすごく大事になってくるんじゃないかなと。それで、雪女、巳之吉、その子どもにフォーカスを当てて、ぞれぞれの感情をちゃんとすくい上げられたら、古典的な要素を現代に活かせる作品になりうるのではないかと思いました」

──雪女の原作はどちらかというと男性から見た物語という印象があったのですが、映画では女性の視点が入っているなと思いました。

「原作を再読した際は、『私のどこが雪女っぽいのだろうか』とか『雪女のどこに私は共感するだろうか』といったことを思いながら、読んだ気がします。人間界にやってきた雪女がその社会に本当に適応できたのかなと想像すると、簡単ではなかったんじゃないかなとか。雪女が人間に化けて出る、ということを、現代社会から忘れ去られているものの物語として捉える方が、今らしい解釈だと思ったんです」

佐野史郎、青木崇高、山口まゆ等キャストの印象は?

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Profile

杉野希妃(Kiki Sugino)女優、映画監督、プロデューサー。慶應義塾大学在学中に留学先の韓国で女優デビュー。2006年『絶対の愛』(キム・ギドク監督)に出演後、帰国。10年『歓待』(深田晃司監督)、12年『おだやかな日常』(内田伸輝監督)など女優兼プロデューサーとしての活躍が脚光を浴びる。14年監督第二作『欲動』が釜山国際映画祭で新人監督賞を受賞。また、ロッテルダムをはじめ国内外の映画祭に審査員としても参加している。出演作『海の底からモナムール』(ロナン・ジル監督)、『ユキとの写真(仮)』(ラチェザー・アブラモフ監督)が公開待機中。 kikisugino.com

1875年、フランスで誕生したリキュール「コアントロー(COINTREAU)」。ビター&スイートオレンジの果皮を使用した、世界で最も有名なホワイト・キュラソー。“女性のためのリキュール”という創業当時からの信念に基づき、夢を追いかける女性を支援するプロジェクト「コアントロー・クリエイティブ・クルー」を世界的に実施中。日本でも4人の女性をフィーチャーする企画「Ms.COINTREAU」がスタート。

  

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