Culture / Post
21世紀少女 vol.8
(上から時計回りに)1. 自作キャラ「ハート君」のフェルトのぬいぐるみ。
2. 1年に1度、自分の誕生日が近付いてきた頃に見る『魔女の宅急便』。キキに憧れていて、ほうきで空を飛ぶ夢をよく見ていたという。「魔法が身近に感じられるところが好き」
3. 高校1年でフランスに留学していたときに購入した『星の王子様』の絵本。
(左から)4. スヌーピーの世界観が大好き。
5. 『アミ 小さな宇宙人』(徳間文庫)は、男の子が宇宙人と出会うお話。「この本にたくさんの大切なことを教えてもらいました」
6. 大人になってから歴史にハマって今はバイブルだという、司馬遼太郎の『国盗り物語(一)』(新潮文庫)
(上から時計回りに)7. 亡くなったお父さまの写真。「この写真を見ると「よく頑張っているな」と声が聞こえてくる気がします。昔から父に褒められることがとてもうれしかったので」
8. ここぞ!というときに使用する「オゥパラディ」のバラの香水。
9. 『もののけ姫』や『風の谷のナウシカ』の地下の腐海に影響を受け、育てているコケリウム。
10. 「石鹸も大好きで、デザインが気に入れば買ってしまいます」
11. ずっと愛用しているツバキオイル。
12. 高校時代からずっと付けているというノート。現在10冊目。
(左上から時計回りに)13. 作詞をする際の必需品であるiPadとキーボード。
14. 持っていると願いが叶うといわれているインドネシアのお守り“ガムランボール”。揺らすと涼しげな音がする。
15. 自作キャラ「ハート君」のスタンプ。
16. 趣味の神社巡りで集めている御朱印の手帳。
21世紀少女 vol.8
作詞家 中村彼方
ダウンロードするように時代を描く作詞家
フォトグラファー田口まき&小誌エディトリアルディレクター軍地彩弓がお送りする「21世紀少女」。クリエイターやアーティストなど、21世紀的な感覚を持つ新世代女子を一人ずつ紹介。今回のゲストは、女子の心をつかむ歌詞を生み出す、作詞家の中村彼方。イヤホンで曲を聴きながらiPadでさらさらと歌詞を書く彼女がよく作業をするという渋谷の「cafe croix」で撮影取材を行った。(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2015年11月号掲載)
the recipe of me 私の頭の中 21世紀的感覚を持った新世代の若者は、普段どんなことを考えているのだろう? そのヒントは、彼らの周りの“モノ”にもちりばめられている。「モノを持つのが好きじゃない」という中村さんだが、そんな彼女が「それでも持つモノ」には、やはり独特の感性とこだわりが感じられた。
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Photo:Maki Taguchi
Director:Sayumi Gunji
Text:Rie Hayashi
Profile
中村彼方(Kanata Nakamura)
作詞家。「けいおん!」のキャラクターソングを手がけた後、少女時代の「GENIE」や「Gee」の作詞を担当。「タッキー&翼」や、「ももいろクローバーZ」にも歌詞を提供するなど、J-POP、K-POP、アニメソングと、幅広いジャンルで縦横無尽に活躍中。今年8月には、絵本作家としての第一作「てのひらの星」をリリース。