21世紀少女 vol.6劇団快快/FAIFAI主宰、脚本家、演出家 北川陽子今の気分を描き出す、未来的劇作家 | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Post

21世紀少女 vol.6
劇団快快/FAIFAI主宰、脚本家、演出家 北川陽子
今の気分を描き出す、未来的劇作家

フォトグラファー田口まき&小誌エディトリアルディレクター軍地彩弓がお送りする「21世紀少女」。クリエイターやアーティストなど、21世紀的な感覚を持つ新世代女子を一人ずつ紹介。今回のゲストは、劇団快快/FAIFAI主宰、脚本家、演出家の北川陽子。撮影は、彼女がよく訪れる高円寺の銭湯「小杉湯」前にて、取材は好きな本やモノが至る所に飾られた彼女の自宅にて行った。(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2015年9月号掲載)

the recipe of me
私の頭の中

21世紀的感覚を持った新世代の若者は、普段どんなことを考えているのだろう? そのヒントは、彼らの周りの“モノ”にもちりばめられている。北川さんの感性を刺激する、数々の本やイラスト。自宅にお伺いすると、北川さんの頭の中が少し見えてきた気がする。

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KYOTAROさんのイラストが描かれたポスター。「KYOTAROさんのイラストは、持っていると幸福感が増す気がするんです。いつか絵もほしい」

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快快のアーティスト写真。©梅川良満「メンバーが口から火を吹いています(笑)」

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(左上から時計回りに)2009年に初めてヨーロッパツアーに行ったとき、開催中だったヴェネツィアビエンナーレのロシア館のパンフレット。
村上龍さんの『LOVE & POP』。「学生時代の気持ちを思い出すから映画の映像が好きで、本も自分で2冊買いました」。
「この単行本シリーズもよく読んでいます。どの本にもピュアな志が詰まっています」。
会田誠さんと松本弦人さんは人柄が好き。
「立川談志さんが大好きで、好きな箇所に付箋をして、いつも読み返しています」
『ギリシャ神話』は昼ドラみたいで大好き(笑)。

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(左から)幼馴染からもらった横尾忠則さんのお皿。
愛☆まどんなちゃんの個展のイベントで着たメイド服。
多摩美術大学在学中の恩師である鈴木志郎康さんの著書『ペチャブル詩人』。

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「ZINEを集めるのも大好きでたくさん持っています」。

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快快新作「再生」公演時の写真。©加藤和也

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(上から時計回りに)「『うる星やつら』は、亡くなった母からのプレゼント。大切に読み返しています」。
ヌケメくんの刺繍による「ヌケメ帽」。
「母の影響で好きになったマイケル・ジャクソンのグッズは、世界中から集めています」。
YOSHIROTTENに快快のロゴを作ってもらったときの別案をTシャツに。

北川陽子の年表とQ&A

Photo:Maki Taguchi
Director:Sayumi Gunji
Text:Rie Hayashi

Profile

北川陽子(Yoko Kitagawa) 劇団快快/FAIFAIの主宰、脚本家、演出家。演劇という枠に揺さぶりをかけ続ける「Trash&Fresh」な日本の表現者として国内外で注目を集めている。シャバクラ!やMOTI(モティ)名義でアート活動も。

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