21世紀少女 vol.4カメラマン 安藤きをく+モデル 華歩スマホ時代の新クリエイター | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Post

21世紀少女 vol.4
カメラマン 安藤きをく+モデル 華歩
スマホ時代の新クリエイター

フォトグラファー田口まき&小誌エディトリアルディレクター軍地彩弓がお送りする「21世紀少女」。クリエイターやアーティストなど、21世紀的な感覚を持つ新世代女子を一人ずつ紹介する連載。Vol.4のゲストは、Twitter上に突如現れたカメラマンの安藤きをくと、そのミューズであるモデルの華歩。写真の色合いや雰囲気そのままに、まるで小説の中から出てきたような二人の関係性が心に残った。(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2015年6月号掲載)

the recipe of me 私の頭の中 21世紀的感覚を持った新世代の若者は、普段どんなことを考えているのだろう? そのヒントは、彼らの周りの“モノ”にもちりばめられている。安藤きをくさんと華歩さんの周りのモノは、誰もが見覚えのあるモノばかり。でもそれらが彼らのフィルターを通すとこんなにも色づくのだ。

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3月に開催した安藤きをく作品展「世界をつかんで」にて展示した写真。モデルはもちろん華歩。
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安藤のTwitter上では、写真とともに言葉を載せる。「最初に言葉があるんです。挿し絵としての写真ではなく、情景描写としての写真」。
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(左上から時計回りに)華歩がいつも着けている指輪3種。一番右は、安藤きをくが使っていたカメラの接続部品。「付けてみたらぴったりだったから」。音楽を聴くことが好きな華歩のiPod。お気に入りはユーミンの曲全般。安藤が上京してきたときに止まってしまった腕時計。当時の気持ちを忘れないように大切に取ってある。安藤が今年の2月に出した写真集『a lot of』。「写真を始めてからまだ約1年ですが、その区切りとして」。
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毎回安藤とけんかをしながら撮影しているという華歩だからこそ出せる表情。
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展示の際に販売したiPhoneケース。「東京の街や風景は透けているように見える」(安藤)
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花の写真も人気作品の一つ。
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3月の作品展での展示作品。
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二人で作品を撮りに出かけることが多いという。
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(左上から時計回りに)華歩の愛用するリップとネイル。「これを使っていると、女の子になれるような気がするんです」。「これで膝小僧がツルツルになりました(笑)」(華歩)。この1年で10回しか押せていないという安藤のインスタントカメラ。「微妙な距離感がちょうどいい」(安藤)『袋小路の男』/絲山秋子
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3月の作品展での展示作品。

安藤きをくと華歩の年表とQ&A

Photo:Maki Taguchi
Director:Sayumi Gunji
Text:Rie Hayashi

Profile

安藤きをく(Kikuwo Ando) 写真家歴は約1年。Twitterに投稿する写真が話題を呼び、作品展をいくつも開催。写真集やグッズも販売している。 華歩(Kaho) 独特の雰囲気を持つフリーモデル。1993年生まれ。

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