いま、大阪・なんばで出会えるのは、タイの美意識とホスピタリティを堪能できる新しい滞在体験。都市の中でふと異国に触れる、その心地よい感覚が旅の楽しさを更新してくれる。
大阪にいながらタイ気分を楽しむホテルステイ
世界情勢が揺らぎ、燃油サーチャージの高騰によって海外旅行のハードルは上がりつつある。だからこそ、国内にいながら異文化に触れられる旅の価値は以前にも増して高まっている。
その視点で見たとき、注目したいのが大阪だ。昨年の大阪・関西万博2025の開催をきっかけに、街はより国際的な広がりを見せ、さまざまな文化が自然に交わる場所へと変化している。賑わいの中にどこか人懐こさを残すこの街は、訪れるたびに新しい表情を見せてくれるのだ。
そんな大阪・なんばに、タイを代表するホテルブランド、センタラ ホテルズ&リゾーツの日本第一号となるセンタラグランドホテル大阪が誕生したのは2023年のこと。同ブランドの中でもセンタラグランドは、世界各都市の一等地に展開するフラッグシップラインとして高い人気を誇る。

センタラグランドホテル大阪は、関西国際空港から車で約45分、南海電鉄なんば駅から徒歩約4分という好立地に誕生。道頓堀や新世界といった大阪を象徴するエリアへもスムーズにアクセスでき、都市の躍動を間近に感じられるロケーションにある。
地上33階建ての一棟丸ごとがホテルという圧倒的なスケールを誇り、昼は街の活気と呼応し、夜には大阪市街のパノラマを一望できるランドマークとして存在感を放っている。
館内に一歩足を踏み入れて感じるのは、タイらしさをストレートに表現するのではなく、日本の都市に溶け込ませた洗練されたデザインであること。伝統的なモチーフや素材感を抽象化し、ミニマルな空間に落とし込むことで、どこか静けさを湛えた異国情緒を生み出している。

全515室の客室は6〜31階にあり、フロアごとに異なる大阪の景観を楽しめる構成。すべてのフロアにコネクティングルームやファミリールームを備え、27㎡から56㎡まで幅広い客室タイプを用意するなど、多様なニーズに応える。
また、客室デザインには大阪に根付く伝統芸能・能の要素を取り入れ、ベッドサイドの壁面には能舞台を想起させる松のモチーフも。文化的背景をさりげなく織り込みながら、空間に奥行きを与えている点も興味深い。

客室は高層階から大阪の街を見渡すパノラマビューが魅力。大きく取られた窓から差し込む光と、落ち着いたトーンのインテリアが調和し、都市にいながらにして、リトリートのような時間を叶えてくれる。また、26〜31階のクラブフロアのアメニティはタイ発のラグジュアリー・ウェルネスブランド・パンピューリ。タイの伝統的なハーブや花をベースにした香りが特徴で、滞在のひとときをやさしく包み込んでくれる。

26〜31階に宿泊するゲストは32階に位置するクラブフロア「The Club」が利用可能。眼下に広がる大阪の景色は、時間帯によって表情を変え、昼は開放的に、夜は幻想的なムードが漂う。ゆったりと配されたテーブル席に加え、PC作業にも適したカウンター席を備えた全94席の空間は、思い思いの過ごし方ができる。朝食からアフタヌーンティー、夜の軽食まで、一日の流れに寄り添うサービスとともに、滞在をより豊かな時間へと引き上げてくれる。

スパ&ルーフトップバーでタイ発のホテルならではの体験を
タイ生まれのホテルに滞在するなら、外せないのがスパ。センタラグランドホテル大阪内にあるスパ・センバリーは、そんな期待に応える本格的なウェルネス空間。落ち着いたトーンで統一された空間には、日常の緊張をほどくための静けさが満ちている。

カップルで利用できるトリートメントルームをはじめ、タイ古式マッサージやフットトリートメントなど多彩なメニューを用意。世界各国で受賞歴を持つこのスパでは、西洋と東洋のウェルネス哲学を融合させた包括的なセラピーを通して、心身のバランスを整えてくれる。

この日体験したのは、タイのスクラブを用いたフットリチュアルから始まるコース。足元から丁寧にほぐされていく感覚に導かれながら、全身のボディトリートメントへ。ゆったりとしたリズムの中で、身体の緊張がほどけていくのがわかる。さらにヘッドトリートメントでは、頭皮のこわばりを解きほぐし、思考までも軽くなるような感覚に。コースはその日のコンディションに合わせて選べる豊富なラインナップが揃い、短時間で整えたいときから、じっくりと時間をかけて癒やされたいときまで幅広く対応。異国のウェルネス文化に身を委ねる時間は、旅の質を一段引き上げてくれる。

また、タイのホテルといえば、ルーフトップバーもはずせない。33階に位置するルーフトップレストラン「クルードデッキ」は、大阪市内のホテルルーフトップバーとしては最高層階に位置する。地上135メートルからの大阪の夜景を一望しながら、タイのエッセンスを取り入れたモダンな料理やカクテルを楽しめる。

また、館内では、個性豊かな8つのレストランとバーが揃う。タイ国商務省国際貿易振興局の公式認定制度タイ・セレクトで2つ星を獲得したタイ料理レストラン「スアンブア」をはじめ、32階から大阪の街並みを一望できるステーキハウス「ウイスキーノヴァ」、さらに店内の一角に設けられた、近未来的な空間でミキソロジスト気分が味わえるバー「オートマタ」など、気分やシーンに合わせて選ぶ楽しみが広がっている。



気負わず楽しむ。なんばでカジュアルにステイ
大阪・なんばというエネルギッシュな街にあって、タイという異文化を取り込みながら、過剰にならないバランスで心地よい滞在を叶えてくれるセンタラグランドホテル大阪。
さらに2026年4月には、姉妹ブランドである、センタラライフなんばホテル大阪も開業。こちらはよりカジュアルなライン。約300室の客室数を有し、明るくポップで温かみのあるデザインでありながら、ベッドはシモンズで統一されるなど、快適性は抜群。

2段ベッドを備えたファミリータイプもあり、友人や家族旅行の利用にもぴったり。もちろん、センタラライフなんばホテル大阪もタイ発のブランドらしいホスピタリティをベースにしていて、滞在に安心感をもたらしてくれる。

2つのホテルは徒歩7分ほどの距離という近さ。「センタラライフなんばホテル大阪」に宿泊しながら、食事は「センタラグランドホテル大阪」で楽しむなど行き来する楽しみも。
ちなみにホテルが位置するなんばエリアは、ここ数年で「王道+ちょっと外す」楽しみ方がかなり定着。たとえば、巨大な獅子殿で有名な難波八坂神社は、商売繁盛や良縁にもご利益がある人気の神社。”大阪でいちばん写真を撮りたくなる神社”で参拝を終えたら、なんばグランド花月でお笑い鑑賞をしたり、黒門市場で食べ歩きを楽しんだりと王道コースを巡るのもいい。そして、ホテルからすぐ近くの千日前・日本橋周辺の通称、裏なんばと言われる小さな居酒屋・立ち飲み・バルが密集するエリア。観光客向けというよりも、地元の人が通う人気店が多く、ローカル感のある夜遊びも楽しい。賑わいと静けさ、観光と日常。その境界がゆるやかに溶け合う街、大阪・なんば。センタラグランドホテル大阪とセンタラライフなんばホテル大阪は、その両方を行き来するための拠点として、新しい旅の楽しみを叶えてくれる。
センタラグランドホテル大阪
住所/大阪市浪速区難波中2−11−50
TEL/ 06-6616-9945
URL/www.centarahotelsresorts.com/centaragrand/ja/cgoj
センタラライフなんばホテル大阪
住所/大阪市浪速区敷津東3-4-21
TEL/06-6556-6908
URL/www.centarahotelsresorts.com/centara-life/ja/cloj
Text: Mariko Uramoto
