【パン野ゆりのパリ案内】「SLH」滞在記 vol. 2 ホテル・サン・レジス|Numero TOKYO
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【パン野ゆりのパリ案内】スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド「SLH」滞在記 vol. 2 ホテル・サン・レジス

世界90ヶ国以上、650軒を超える独立系ラグジュアリーブティックホテルが名を連ねる、世界有数のホテルブランドグループ、スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(以下SLH)。平均約50室という小規模なホテルが中心で、ラグジュアリーでありながら、それぞれの土地の文化や自然、歴史を感じることができる個性豊かな滞在体験を提供している。今回はそのSLHの中から、パリ滞在におすすめの3軒を紹介。パリの街とパン屋に精通したパン野ゆりがレポート。vol.2はホテル・サン・レジス。

ディオール本店の裏手、パリ8区の落ち着いた通り沿い。1923年創業のサン・レジスは、品格を大切にしてきた5つ星ホテルです。パリのファッションシーンと並走してきた背景を持ち、名だたるファッション界のキーパーソンや、ローレン・バコール、ロミー・シュナイダー、ジーン・ケリーといったセレブリティが滞在したというエピソードも、この場所の特別さを感じさせます。

アンティーク家具が控えめに配された館内は、私邸のような居心地の良さ。はぁ、うっとり。

館内には、30の客室と12のスイートを用意。すべて異なるインテリアでまとめられており、シルクのファブリックやアームチェア、アート作品、イタリア産大理石などが調和した、パリらしい優雅な空間が広がります。ファブリックや壁紙にはピエール・フレイやマニュエル・カノヴァス、エルメスなどのメゾンのものを採用し、ルイ15世様式やルイ16世様式、エンパイア様式といったアンティーク家具も配され、クラシックな趣を感じさせます。

私が泊まったのはジュニアスイートのお部屋です。ドアを開けた瞬間まず目に飛び込んでくるのは、天井からきらめくシャンデリア。淡いベージュとブルーでまとめられた上品で落ち着いた空間が広がり、「絶対よく眠れる」と、確信。

ベッドはふかふかで、足元にはしっかりしたベンチ。淡いブルーのスローがかかっていて色合いもとにかく優しい。壁紙のクラシックな柄と木製のヘッドボードがいかにもパリらしくて、テンションがじわじわ上がります。

アンティーク調のデスクやランプもいちいち可愛くて、写真を撮る手が止まらない!

そしてバスルームがまたすんごい。全面大理石でまとめられた空間に、どーんと存在感のあるバスタブ。縁までしっかり大理石で作られていて、ここで湯船に浸かったら一日の疲れが一気に溶けそう…‼︎

シャワーブースも広々、洗面台は鏡が大きくて明るいから朝の準備もはかどりそう♡
タオルはふわふわ、ディプティックのアメニティもきちんと並んでいてさすが老舗のラグジュアリーホテル。

テラス付きのジュニアスイートには、エッフェル塔ビューのお部屋も!

プレステージルーム
プレステージルーム

プレステージルーム
プレステージルーム

他のお部屋も異なる壁紙やテキスタイルで、それぞれ違った雰囲気が楽しめます。

廊下もまたクラシックで♡
グリーンの絨毯と絵画が並ぶ感じが映画のセットみたい。

部屋に戻るたびにちょっと背筋が伸びるけど、不思議と落ち着く。豪華なんだけど、ちゃんとリラックスできる。

そのバランスが絶妙で、観光でくたくたになって帰ってきても、この部屋に戻ってきた瞬間にふっと力が抜ける感じ。パリ滞在の拠点にここを選んだら、それだけで旅の満足度がぐっと上がるなあ…と、しみじみ思いました。

そして、忘れてはいけないモーニングの時間。朝食はレストラン「レ・コンフィダンス(Les Confidences)」で。レッシュやル・ムーリスなどの名店で経験を積んだシェフのエルワン・ルドリュが手がける料理が楽しめます。

なんて優雅でクラシックなダイニング…‼︎ 大きなシャンデリアと壁の絵画、鳥や花を描いたパネルが並び、まるで邸宅のサロンに招かれたような気分になります。白いクロスのテーブルに整えられた食器も美しく。朝食からランチ、アフタヌーンティーまでゆったり大満喫。

静かで上質、でも堅苦しくない、大人のための心地よいレストラン。

モーニングは贅沢に「サンレジモーニング」をチョイス。

焼きたてクロワッサンと数種のパンが主役の贅沢なモーニング。グラノーラとヨーグルト、季節のフルーツ、スモークサーモンのアボカドトースト、パンケーキまで揃い、甘い派も食事派も大満足♡

ジャムをたっぷり塗って頬張れば「パリの朝って最高最強」と実感しまくり。ちなみに、ジャムはプレミアムジュースブランドとして知られるアラン・ミリアのもの。優雅な空間で楽しむ朝食は、一日の始まりを特別な時間に変えてくれます。

朝からしっかりパン動(パンで感動)させてくれるホテル・サン・レジス。肩ひじ張らずに楽しめるのに、ちゃんと特別感もあるのがうれしいポイント。次の予定へ向かう前に、ゆっくりエネルギーチャージして最高な1日の始まりに♡

Hôtel San Regis
住所/12 rue Jean Goujon, Paris VIIIème arr.
URL/www.slhhotels.jp/hotels/hotel-san-regis/

 

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