2025-26年秋冬シーズンは、個性を添えた淑女スタイルが際立った。シーンを問わずどんなスタイルにも合わせやすいニュートラルトーンのパンプスは、絶妙なデザインや素材、洗練されたフォルムなどモードな解釈で登場。なかでも今季はポインテッドトゥを選んでセンシュアルな表情を覗かせて。
【index】
1. Gucci(グッチ)
2. Prada(プラダ)
3. Balenciaga(バレンシアガ)
4. Saint Laurent(サンローラン)
5. Alaïa(アライア)
6. Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)
7. Miu Miu(ミュウミュウ)
8. Manolo Blahnik(マノロ ブラニク)
9. Roger Vivier(ロジェ ヴィヴィエ)
10. Gianvito Rossi(ジャンヴィト ロッシ)
Gucci|グッチ

グッチ 2025年秋冬 コレクションのランウェイでは、ブランドのコードが印象的に散りばめられた。足の甲のVカッティングがスタイルを美しく見せてくれるパンプスは、ホースビットをあしらったアンクレットがセットに!今秋ゲットしたい女っぷりが上がる一品。
Prada|プラダ

“女性らしさ”という概念に疑問を投げかけ、プラダらしく提案した2025年秋冬コレクション。シルエットや素材を巧みに扱い、女性の身体と衣服の関係性や、ジェンダーの既成概念をアップデートした。パンプスにもヴィンテージ加工を施したり、縫い目の部分を外側にしたようなディテールであえて粗削りに。
Balenciaga|バレンシアガ

今季のテーマは「スタンダード」。従来のドレスコードやスタイルをバレンシアガ流に再定義した。オーセンティックなパンプスは、ポインテッドトゥでニュートラルなヌードカラーとブラックが登場。極限にまでシンプルな足元を選べば、全体のスタイリングがより引き立つ。
Saint Laurent|サンローラン

YSLのカサンドラロゴがセットされたブラックのスリングバックパンプスは、ドレスアップにはもちろん、カジュアルなデニムスタイルなどにも好相性。長めのトゥが特徴で、ベーシックアイテムにちょっとしたモード感をひとさじ。
Alaïa|アライア

フロントにハートカットが施された「ル クール」から新作がお目見え。全体をグレーのサテンで覆ったトゥ部分に、3Dでハートを浮かび上がらせた。シックなグレーカラーと愛らしいディテールの絶妙な組み合わせが女心をくすぐる。
Bottega Veneta|ボッテガ・ヴェネタ

アイコニックなメタルノットをヒールに採用したパンプス。落ち着きのあるアイボリー×ゴールド、柔らかなラムスキン×ハードな真鍮といった洗練されたコントラストが印象的だ。横顔も後ろ姿も美しいシューズから、優美な女性を想像させて。
Miu Miu|ミュウミュウ

複数のバックルが配されたスリングバックパンプスは、ローヒールで安定感も◎。 クラシカルなシルエットに、力強さと可憐さを持ち合わせた、多面的な魅力を放つミュウミュウらしい一足。フェミニンなスカートスタイルのアクセントにしたり、ソックスを合わせても楽しめそう。
Manolo Blahnik|マノロ ブラニク

マノロ ブラニクの代表的なシリーズの一つ「BB」。ブリジット・バルドーにインスパイアされ誕生したポインテッドトゥパンプスは、シンプルだからこそ上質さが際立つ、一足は持っておきたい逸品。浅めの甲のラインやサイドのカッティングなど、計算し尽くされた美しさが光る。
Roger Vivier|ロジェ ヴィヴィエ

清楚なホワイトサテンのパンプスは、上品な煌めきを放つストラスボールがヒールにあしらわれた。カジュアルなコーディネートにプラスすれば、洗練された雰囲気を醸してくれる。インソールには真っ赤なハートが隠されていて、お呼ばれなどでシューズを脱いでもなお、その人の優雅さを想わせる。
Gianvito Rossi|ジャンヴィト ロッシ

タイムレスなデザインやモダンなシルエットだけでなく、履き心地にも定評のあるジャンヴィト ロッシ。「ジャンヴィト 85」は定番シリーズの一つ。肌に馴染みやすいカラーリングは、一見控えめに私たちのスタイルにエレガンスを宿す。
Edit & Text: Nozomi Urushibara
