全室オーシャンビューのテラス付き。福岡「seven x seven 糸島」でスモールラグジュアリーなステイ
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全室オーシャンビューのテラス付き。福岡「seven x seven 糸島」でスモールラグジュアリーなステイ

提供元:seven x seven 糸島
提供元:seven x seven 糸島

福岡県福岡市の西端に位置する、シーサイドリゾート地の糸島半島・二見ヶ浦地区。この地に2024年3月1日(金)、開放的なテラスを全47室に備えるオーシャンビューホテル「seven x seven 糸島(セブン バイ セブン 糸島)」がオープンした。ブランド開発、デザイン監修を行ったのはランボルギーニやネットフリックス、ホテル関連では、Marriottグループの「エディション」や「モクシー」などを手掛けたデイビット・ミスキン氏。注目のクリエイティブディレクターが手がけた「seven x seven 糸島」の魅力とともに、盛り上がりを見せる福岡県糸島エリアについて紹介する。

ラグジュアリーを遊ぶ、セルフホスピタリティで快適な滞在を提案する「seven x seven 糸島」

提供元:seven x seven 糸島
提供元:seven x seven 糸島

福岡県西部の糸島半島に位置し、玄界灘に面したビーチや背振山系の山々を擁する風光明媚な糸島エリア。糸島の玄関口とも言えるJR筑肥線(ちくひせん)の筑前前原(ちくぜんまえばる)駅は、福岡空港や博多駅から電車で一本、乗り換えなしで所要時間30分~40分、車でも40分ほどとアクセスが良い。移住先としても、レジャースポットとしても近年人気を高めているエリアだ。

最近では九州大学も糸島エリアにキャンパスを移転。若者の人口も増え、おしゃれな飲食店やカフェなども続々オープンしている。

「seven x seven 糸島」が立地するのは、糸島の名所・桜井二見ヶ浦の夫婦岩から歩いて10分ほどの海沿い。博多駅から車を使い約45分でアクセスできる。

「seven x seven」は、地方都市型グループ向けホテル「FAV HOTEL」のスタイルを継承しながら、ハイエンドラインとして誕生したホテルで糸島がその第一号だ。「seven x seven」はロケーションに恵まれた立地に位置し、常に変わりゆく 「いまの時代のラグジュアリー」を再定義し、世に新しい価値や楽しさを付与し提案していく。

ターコイズブルーの海が目前に広がる11タイプ、47の客室

ザ・セブンスイート
ザ・セブンスイート

WEST棟とEAST棟の二棟からなる47の客室は、全客室オーシャンビューのテラスつきだ。しかもテラスは全て西側の海向きのため、美しいサンセットも拝める。

ホテルのデザインは、英国のトップ100プラクティスの「アーキテクツジャーナルAJ 100リスト」に掲載された、イギリス・ロンドンを拠点に活動する建築デザインチーム「PDP LONDON LLP」が担当。玄海国定公園内の自然とターコイズブルーの海を一望できるこのロケーションを生かし、ニュートラルなカラーを限定して採用することで、海の眺望と自然を際立たせている。室内の自然光の反射を最大限に生かす明るい石造りの天板や、温かみのある木目調を基調とした客室は、室内でもリラックスして素晴らしい景色が堪能できる工夫がなされた。

ザ・セブンスイート
ザ・セブンスイート

特に糸島の豊かな景色との一体感を楽しめるのが、「ザ・セブンスイート」だ。定員4名、客室87.2平方メートル、テラスを含めると159.11平方メートルの広さを誇り、テラスにはジャグジーやソファも用意され、リゾートのような滞在が叶う。

ルーフトップジャグジースイート
ルーフトップジャグジースイート

「seven x seven」の特徴は「FAV HOTEL」のレガシーを継ぎ、中長期滞在やワーケーションにも適した「暮すように泊まる」宿泊体験が叶うことにもある。各部屋には調理器具や食器類も備えるキッチン、電子レンジ、冷蔵庫、オンライン会議も可能な大画面テレビや、テーブルの各所に電源を設けられているなど設備が充実している。

スーペリアバンク
スーペリアバンク

客室は11タイプに分かれ、ルーフトップテラスや専用ジャグジー、BBQグリルなどの設備から、和洋室やペットフレンドリーの部屋まで完備。また客室タイプによっては最大8名まで利用ができ、グループ旅や家族旅など多様なニーズに応えている。これまでの糸島エリアにはなかった、自宅で暮らすかのような快適さと、ラグジュアリーホテルの非日常感をあわせもったホテルだ。

また「seven x seven」では、「ゲストの時間を奪わず、ゲスト一人ひとりの楽しみ方を尊重することこそ、いまの時代のラグジュアリー」と考え、セルフホスピタリティを推奨。スマートフォンのWalletアプリを活用したスマートチェックインや、QRコードをルームキーとしてかざすなど、煩わしい手続きからゲストを解放し、ストレスフリーな滞在を提案している。

さらにデジタルコンシェルジュも導入。客室のQRコードからWi-Fiや館内情報検索、食事のモバイルオーダー、家電の操作説明など、快適な滞在を手助けしてくれる。

海に浮かんでいるかのようなパノラマビューが自慢のカフェレストランも

ホテル2階には「Eatery」と「Cafē & Bar」がある。一面の窓の外に広がるのは海と空、そしてヤシの木。訪れた日はあいにくの曇天だったが、晴れた日は白浜にターコイズブルーの海が輝き、まるで海外のリゾート地のような景色が眺められるそうだ。

ここでは地元福岡の海の幸や山の幸をふんだんに使った多種多様な創作メニューや、多彩なドリンクを味わえ、ホテル宿泊客だけでなくビジターも利用できる。

「Eatery」と「Cafē & Bar」の横には、地元福岡や九州のクラフトマンシップが光るフードやドリンク、お土産、器や工芸品などのアイテムが並ぶショップがある。グルマンも満足できる冷凍食品や地酒も揃うので、長期滞在の際など客室の電子レンジを使いゆったりと味わうのもいいだろう。

朝食は、彩り豊かで目にも舌にもおいしい朝食BOX(要予約)を、客室に届けてくれる。糸島二条の二色米や明太子、糸島野菜の彩生ハムサラダや雷山卵の玉子焼き、糸島葉ねぎのスープなど16種類の料理が詰まった、九州・糸島半島の恵みを感じる一箱だ。

客室にはドリップバッグコーヒーやミネラルウォーター、電気ケトルやマグカップも用意されているので、朝食と合わせてモーニングコーヒーも楽しめる。

seven x seven 糸島
住所/福岡県福岡市西区西浦266番地
TEL/092-805-9030
sevenxseven.com/hotels/itoshima/

ビーチ沿いのカフェやレストランで、糸島の美食と自然を満喫

「seven x seven 糸島」周辺には、魅力的なレストランやカフェ、観光地も多い。ホテルの目の前にある「Beach Cafe SUNSET」は糸島がブームになる以前の1990年創業で、糸島のカフェ文化を牽引してきた存在といっても過言ではないだろう。糸島の旬野菜を使った「春野菜のマルゲリータ」や、糸島産のブランド肉「美豚」を使ったグリル料理などが揃う。マネージャーはお酒の造詣も深いため、ぜひナチュラルワインのペアリングもお願いしてみて欲しい。

Beach Cafe SUNSET
www.beachcafesunset-1990.com/

ホテルから徒歩3分ほどの場所にはハワイアンテイストな「サーフサイドカフェ」や、地産地消レストランの「ステーキハウス パームビーチ」、お土産などの品揃えが豊富な「サーファーズマーケット」などの飲食店や雑貨店が軒を連ねる「パームビーチ ザ・ガーデンズ」もある。

パームビーチ ザ・ガーデンズ
pb-gardens.com/

観光名所の「桜井二見ヶ浦の夫婦岩」も、ホテルから歩いて10分ほどと散策にちょうど良い立地だ。桜井神社の宇良宮として祀られている二つの岩で、右がイザナギノミコト、左がイザナミノミコトのご神体岩として信仰されている。晴れていれば、サンセットタイムに神秘的な光景が広がるはずだ。

桜井二見ヶ浦の夫婦岩

kanko-itoshima.jp/spot/sakuraihutamigaura/

糸島の玄関口とも言えるJR筑前前原駅周辺にも素敵なお店がいくつかある。駅徒歩3分ほどの場所にある「塩そば屋 おしのちいたま」は、「またいちの塩」や「しおをかけてたべるプリン」が有名な「株式会社新三郎商店」が手がけるお店だ。

塩そばをメインにしつつ、オリジナルの塩を使ったスイーツも各種揃いカフェ利用も可能だ。

塩そば屋 おしのちいたま
mataichi.info/oshinochiitama/

さらにその近くには酒屋とは思えぬスタイリッシュな外観と内装の「川久保酒店」もある。同店のオーナーで糸島出身の川久保豊愛氏は、南貴之氏が手がける東京・参宮橋の食とカルチャーのセレクトショップ「寄」のドリンクセレクトを担当するなど、業界からの信頼も厚い人物だ。品揃えのセンスも抜群の「川久保酒店」でお酒を買い込み、ホテルの客室やテラスで楽しむのもいいだろう。

川久保酒店
https://kawakubo-saketen.com/

さらに時間があればドライブして糸島の西側エリアで、新鮮な海産物を楽しむのもいいだろう。「千龍丸」では糸島の牡蠣をはじめとした獲れたてシーフードを、炭火を使ったBBQスタイルで味わえる。

千龍丸
www.senryumaru.com/

「seven x seven 糸島」ができたことで更なる盛り上がりを見せそうな糸島エリア。福岡旅の新たな選択肢の一つとなりそうだ。

Photos & Text:Riho Nakamori

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