田中杏子の私的ビューティ考 Vol.33 秋冬のリップスティック
小誌編集長・田中杏子のプライベートな視点からコスメを紹介。秋のファッションのお供にしたい色もテクスチャーも美しいリップスティック6品をお試し。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年12月号掲載)
Nars|ナーズ
ストレスフリーな新感覚マットリップ
「重さを感じないのに、発色が濃密で美しい。マットな仕上がりだけど唇が渇いて見えることもありません」。とろけるような質感が唇の上で軽やかなマットに変化。ツヤ肌に合わせて魅惑的に装いたい。左から、洒落色のディープブラウンの105、眩く彩るオレンジレッドの137、肌になじむピンクブラウンの116。
Christian Louboutin|クリスチャン ルブタン
ルブタンらしいセクシーな佇まい
「輝きを湛えたマットな仕上がり。一瞬にして高揚感とエレガンスをもたらしてくれます」。クリスチャン ルブタンを象徴するスティレットヒールをかたどった、超スリム&ロングな口紅。鮮烈の赤、ルブタンレッドで唇を主役にドレスアップしたい。
Three|スリー
素の唇カラーが透けるティント
「濡れたようなツヤと輝きがみずみずしく、素の唇をふっくら見せてくれるクリアレッド」。昨冬、瞬時で完売になったティントリップがホリデー限定で再登場。トリートメント効果が高く潤いもキープ。
M·A·C|マック
キスプルーフななめらかマット
「クリーミーな発色で、色持ちよくなめらか。落ちにくくはがれにくいのも魅力です」。色彩豊かなマットカラーを唇にロックオン。色移りしにくいマスクフレンドリーな処方。ヌーディマットでにじみ出るような色っぽさを演出。
Kate|ケイト
美しいツヤも色もつけたてのまま!
「ツヤとパールの輝きがきれい。透明感のあるオレンジレッド」。落ちにくく、唇から蒸発する水分をジェル膜に取り込んで密着&ツヤをアップする、超人気口紅。シルバーパールの煌めきが華やか。
Photos:John Chan Edit:Naho Sasaki