着こなし徹底分析! 街行くあの人のTシャツスナップ vol.3 KANAKO
ここから始まる夏本番! 定番アイテムこそ、その人らしさが表れる。そこでアーティストやスタイリスト、デザイナー、バイヤーなど、ヌメロの気になるあの人のTシャツスタイルとポイントを徹底調査! Tシャツは自分を映す鏡。彼女たちの着こなしをぜひ参考にして。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年7・8月合併号掲載)
KANAKO|メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストを目指した原点にあるのは、幼い頃から触れてきたアートと映画だと語るKANAKO。その着こなしも惚れ込んだ作品の人物像をイメージしたそう。洋服だけでなく、今回はTシャツに合うアートメイクも伝授してくれた。
【POINT】赤×青のカラーリングであの映画のヒロインをイメージ
「Tシャツの着こなしで参考にするのは、映画の登場人物が多いです。好きな作品は『レオン』や『ザット’70s ショー』『ビフォア・サンライズ』など。アイコニックなのに観ている人も真似て楽しめそうなファッションなのがよい。私は今ちょうど髪を赤色に染めたので、映画『エターナル・サンシャイン』のヒロイン、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)からアイデアをもらいました。赤×青の組み合わせって反対色ですが意外に相性が良いんですよね。彼女のようにTシャツはタイトめで、パンツはバギーデニムのようなボーイチックなスタイルでまとめるのが好きです」
【POINT】日本人の顔立ちに似合う“そばかす”を描いてみよう
「今回のメイクのポイントは、サイバーっぽい赤色のバッグに合わせて目頭にメタルボールをつけてみました。ちょっとしたニュアンスを入れるだけで印象がガラッと変わります。ネイルパーツのサイズ感がちょうど良く、つけまのりなどで簡単につけられます。あと日本人の顔立ちは、そばかすが似合うんです。涙袋を描く方が多いのと一緒で、日本人は目の下あたりにポイントを入れると垢抜けた印象に。そばかすは日に焼けた小麦肌でも白肌でも可愛く仕上がります。アイブロウペンシルがちょうど良い茶色なので、これからの夏の季節にぜひ試してみてほしいアートメイクです」
Photos:Kisimari Edit & Text:Saki Shibata
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Instagram: @kanako_makeup