着こなし徹底分析! 街行くあの人のTシャツスナップ vol.1 とんだ林蘭
ここから始まる夏本番! 定番アイテムこそ、その人らしさが表れる。そこでアーティストやスタイリスト、デザイナー、バイヤーなど、ヌメロの気になるあの人のTシャツスタイルとポイントを徹底調査! Tシャツは自分を映す鏡。彼女たちの着こなしをぜひ参考にして。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2023年7・8月合併号掲載)
とんだ林蘭|アーティスト
ここ数年Tシャツを買うことがなかったと話す、アーティストのとんだ林蘭。だが今年になり、この1カ月の間に5着も購入したそう。その心境の変化と、ボディコンシャスに着こなすポイントについて話を聞いた。Tシャツから彼女の頭の中を覗いてみよう。
【POINT】基本はTシャツ×ミニスカート! 思いきりカラフルにまとめる
「これまで『私はTシャツを着ない』キャラとして友人の間でも有名でした。私自身もカジュアルなスタイルから離れたファッションが好きかもと思い、Tシャツをしばらく購入していませんでしたが、スタイリング次第で楽しめるアイテムだと気づきました。この1カ月で5点を購入し、その共通点はすべてカラフル。さらにそこへ華やかなミニスカートを合わせます。パーティ仕様のアイテムもTシャツが上手に中和してくれるんです。いかに振り切って楽しむかが鍵だと思います」
【POINT】自身のアイデンティティに共鳴する一着を選ぶ
「Tシャツってキャンバスのように決まった土俵の中で表現されていて、着ている人のパーソナリティがわかりやすいアイテムですよね。好きなものや、そういう笑いの感覚なんだとか。その角度で見るとまた面白い一面が見えてきます。このTシャツは群馬県前橋市へ行ったときに立ち寄った『ONE OF THEM』というお店で購入しました。バンドTのみならず、マニアックなアーティストTシャツがたくさん置かれています。これはロックバンド、バットホール・サーファーズなどのアートワーク制作をしたアーティストのアーカイブをシルクスクリーンで印刷したもので、ここでしか買えないものなんです。やっぱり私はアーティストや写真家の作品などTシャツ自体が作品となっているものに惹かれるようです」
Photos:Kisimari Edit & Text:Saki Shibata
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Instagram: @tondabayashiran