海外リゾートステイなら、入国制限がないタイ・プーケットへ。5ツ星ビーチフロントホテルをご紹介
日本の入国規制も緩和されてきたいま、今年の年末年始休暇こそは海外で過ごしたいと考える人も多いだろう。東南アジアのタイは2022年10月1日より入国時の条件がコロナ禍以前の水準にまで戻り、日本のパスポートがあれば書類なしでスムーズに入国できるようになった。
またタイ通貨のバーツは米ドルよりも円安の影響が少ない上、元々タイは日本よりも物価が安いため、5ツ星ホテルにもリーズナブルにステイできる。タイは日本との時差も2時間と短く、時差ボケに悩まされることも少ないため、久しぶりの海外旅行先としてもうってつけだ。
今回はそんな年末年始休暇におすすめしたい、タイ屈指のリゾートアイランド・プーケットにある、5ツ星ビーチフロントホテルに滞在(2022年10月)してきたのでご案内しよう。
マリオットが展開するプーケットの5ツ星ビーチフロントホテル
世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルが展開する5ツ星ホテルで「インターナショナルホテルアワーズ」など数々の賞も受賞している「プーケット・マリオット・リゾート&スパ・ナイヤン・ビーチ」。プーケット空港から車で10〜15分と、リゾート随一のアクセスの良さを誇るビーチフロントホテルだ。
同ホテルはマリオット・インターナショナルの高級クラスホテルブランド「クラシックプレミアム」に分類され、シェラトンなどと同じクラスのホテルに相当する。
アンダマンビーチの壮大な景色を望む同ホテルは180の客室をはじめ、インフィニティープールやスパ、レストランやバーのほか、キッズルームやフィットネスセンターやファンクションルームなど多彩な施設を完備。
ビーチとアンダマン海を見渡すインフィニティプールを囲むように、客室やダイニングなどの施設があり、ホテルのどこからでも海やプールといったリゾートの景色が眺められるのが魅力だ。
「Haute Grandeur Global Awards」の「Best International Wedding Venue Hotel」にも選ばれている通り、ウェディング需要も高いホテルとなっている。
ガーデンビューやプールアクアス、カバナ付きの南国リゾート感満載の客室
客室は、スタンダードな客室でも緑豊かなトロピカルガーデンを望むバルコニー付きのガーデンビューや、ラグーンプールビューなど魅力に溢れる。
プライベートカバナを備える客室、さらには広さ370㎡のビーチフロントプールヴィラなど8タイプの客室があり、カップルや友人同士、家族連れなど幅広いシーンに寄り添う客室タイプが揃う。一番人気は、40室あるプールに直接アクセスできる客室だ。
今回私が宿泊したのは「キング ガーデン カバナ プールアクセス」の客室。46㎡の広さで、テラス席にカバナもあり、ガーデンからそのままプールに入れるロマンティックな設計だ。
客室を含む館内は、ウッドカーヴィングのアートワークなどがディスプレイされ、タイの伝統的なデザインにリゾートの趣を加え、モダンに仕立てたインテリアで統一されている。
ガーデンテラスのロケーションを思いっきり満喫するなら、ルームサービスでアフタヌーンティーをオーダーするのもおすすめだ。トロピカルフルーツを使ったスイーツや焼き菓子に、生春巻きやスパイシーなハンバーガーなどのセイボリー、フレッシュジュースとコーヒー、紅茶などがセットになり一人750バーツで味わえる。
バスルームにはシャワールームのほか、そのまま窓の外の景色も楽しめるバスタブ、独立洗面台も完備。
アメニティは、ボディローションやハンドソープはタイのナチュラルスキンケアブランドの「THANN」、シャンプーやコンディショナー、ボディソープは「thisworks」となっている。
オーシャンビューレストランで新鮮なシーフードやタイ料理三昧
リゾートに来たからには、ビーチフロントのレストランで海を眺めながらの食事を楽しみたいもの。ホテル内にある「BIG FISH」は、その名の通り地元産の新鮮な魚介類を使った料理や、グリル料理をオーシャンビューのロケーションで味わえるレストランだ。
パッションフルーツやパイナップルなど、トロピカルフルーツを使ったカクテルやモクテルも豊富にラインナップ。まずは南国ムード満点なカクテルで乾杯してリゾート気分を高めたい。
料理は魚料理と肉料理が一緒に味わえるサーフ&ターフがおすすめ。この日のシーフードはロックロブスターやウシエビ、Whole White Snapperと呼ばれるフエダイ、イカなどがラインナップ。肉料理もリブアイビーフやBBQポークネック、鳥モモ肉のマリネ焼きなどボリューム満点だ。ちなみに天気が良ければ、アンダマン海を見下ろすナイヤンビーチでのプライベート ディナーを楽しむこともできる。
サンセットタイムやナイトキャップには、隣にあるバーエリアでお酒を嗜むのも良い。こちらも屋内席とテラス席がある。
ドリンクは、ウォッカにライチジュース、パイナップルジュース、バニラシロップを合わせた「TASTE OF NAIYANG」や、ジンにライムライムジュースなどを合わせた「SIRINART」などのシグネチャーカクテルなどが揃う。17〜18時のハッピーアワーには、これらのドリンクも180バーツで味わうことができる。
もう一つのレストランが、ホテル敷地内の中心部に位置するオールデイダイニングの「The Andaman Kitchen」。タイ料理をはじめ、各国料理を味わえる。
朝食では、カニカレーオムレツや自家製ヨーグルト、しぼりたての生フルーツジュースなどのシグネチャーメニューに注目したい。
ランチやディナーはマッサマンビーフカレーや、チリとライムを使ったシーバスの蒸し煮など、地元プーケットの郷土料理をはじめオーセンティックなタイ料理を味わおう。
タイの定番ビールであるシンハーやチャーンもいいが、ここには「CHALAWAN PALE ALE」や「CHATRI IPA」など、珍しいタイのクラフトビールも揃うので、料理と合わせて味わいたい。
タイマッサージプレミアムアワードを受賞したスパで癒しのひととき
タイに来たからには、伝統的なタイ古式マッサージも体験したいところ。ホテル内にはマリオットブランドのホテルで展開されているスパ「QUAN SPA」がある。
同ホテルの「QUAN SPA」はタイマッサージプレミアムアワードなど、数々の賞を受賞しており、タイ古式マッサージをはじめ、アロマオイルを使ったオイルマッサージなどの各種トリートメントを受けられる。
施設内には、カップルルームを含む5部屋のトリートメントルームのほか、スチームルームも2部屋完備。
トラディショナルタイマッサージは60分2,600バーツで、街場のマッサージ店とは一線を隠す匠の技をオリエンタルでスピリチュアルな空間で体感できる。
施設内には24時間利用できるフィットネスセンターも完備。長期滞在で運動不足が気になる場合も安心だ。
またホテル敷地内にはキッズルームもある。子供たちはキッズルームで遊び、大人たちはバーやプールで優雅な時間を過ごすというのもいいだろう。
訪れた2022年10月は、欧米からの宿泊客が多く、特にファミリーで長期滞在するというケースが多いようだった。リゾートとして必要な設備やサービスが施設内に揃い、クリーンネスの面でも安心感のある同ホテルであれば、ウィズコロナ時代のバケーション先として有力候補となりそうだ。空港からも近いので、バンコクに滞在して、プーケットまで足を伸ばす際のホテルとしてもおすすめしたい。
「プーケット・マリオット・リゾート&スパ・ナイヤン・ビーチ」
住所/92 Moo 3 Tambol Sakoo, Amphur, Talang Tambol Sakoo Phuket, Sakhu, Thalang District, Phuket 83110
URL/www.marriott.co.jp/hotels/travel/hktnb-phuket-marriott-resort-and-spa-nai-yang-beach/
※記事は取材時(2022年10月22日)時点の情報のため、最新の入国規制などについては各国政府発表の公式情報をご覧ください。
Photos & Text: Riho Nakamori