ラグジュアリーに温泉ステイ!「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」の3周年記念プランを体験
海と山に囲まれ、豊かな湧水量とバラエティに富んだ泉質を持つ温泉地、大分県・別府。
2019年8月に別府湾を見渡す明礬(みょうばん)地区の景勝地に誕生以降、国内外の多くのゲストを虜にしてきたのが、IHGによる日本初のラグジュアリーな温泉リゾート「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」だ。
別府の温泉文化と世界最大級のラグジュアリーホテルブランド「インターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ」との融合により、最上級のリゾートエクスペリエンスを提供している。
総敷地面積およそ82,000㎡、89の客室、レストラン、専用ラウンジなど付帯サービスつき「クラブ・インターコンチネンタル」、スパ、フィットネスルーム、プールを備える同ホテル。開業3周年を迎えたこの夏、「3」にちなんだ豪華特典付きの宿泊プランが2022日9月30日までの期間限定で登場した。
本記事では同プランの全貌とともに、最上級のリゾートエクスペリエンスを提供する同ホテルの魅力を改めて紹介する。
大分の伝統工芸を散りばめたシックで洗練されたラグジュアリーリゾートホテル
ロビーラウンジの窓の向こうには鶴見岳、扇山、湯けむりが立ち上る別府市内の景色が広がる ※提供画像
ホテルエントランスをくぐりぬけると、まるでアートギャラリーのような空間が広がる「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」。
コンテンポラリー&ラグジュアリーというコンセプトを見事に体現しており、日常を忘れさせてくれる別世界へのジャーニーの扉が開く。
リゾート内は、九州各地や地元大分県の伝統的な素材を使用した工芸や職人技術など、さまざまなアーティストにより丹精込めて作られた作品をディスプレイ。別府ならではの上質な竹を用いたアート作品や竹細工、古くからこの地に伝わる焼き物や、大胆なデザインの木製家具などが洗練されたホテル空間と見事に調和している。
クラブラウンジでのアフタヌーンティー、イブニングカクテルでワンランク上のステイを
クラブインターコンチネンタルルームおよび、スイートルームに宿泊する場合は、到着から出発までの滞在中、クラブコンシェルジュがきめ細やかなおもてなしを提供。「別府八湯」にちなんだ8つのエクスクルーシブな特典「RESORT 8」も用意されている。
その一つが、クラブラウンジでの専用チェックイン・チェックアウト。お好みのウェルカムドリンクをいただきながら、優雅に手続きを完了できる。
もう一つうれしい特典が、14:00~16:00の時間クラブラウンジで味わえる季節のアフタヌーンティーと、17:00~19:00の時間に楽しめるクラブラウンジオリジナルのイブニングカクテル。
イブニングカクテルではシャンパンやワイン、ビールやウィスキー、スピリッツなどに加え、ホテルオリジナルカクテルの「かぼすダイキリ」や日本酒の「ちえびじん」など大分にちなんだメニューも揃う。 さらにイブニングカクテルではドリンクと合わせて、オールデイダイニング「エレメンツ」の専属シェフが厳選した日替わりのホットカナッペと、レストラン「アトリエ」の専属シェフが厳選した日替わりのコールドカナッペも振る舞われる。訪れた日はトマトのアランチーニやガランティン、鴨ローストなどに加え、大分の郷土料理・りゅうきゅうもラインナップしていた。
眺望の良いテラス、和のエッセンスを取り入れたモダンな客室
全89室ある客室は、62~212 平米のリゾートライフを満喫できる解放感あるラグジュアリーな空間が特徴。
広々としたベッドルームとバスルーム、眺めのいいテラス、そして和のエッセンスを取り入れたモダンで居心地のいいインテリアで統一されている。
また、21室あるスイートとクラブルームの客室テラスには、プライベート露天風呂とテラス用ソファ、テーブルが設置されている。プライベート露天風呂も一部の客室を除き、源泉掛け流しだ。
今回宿泊したクラブインターコンチネンタルキングの客室は、占有面積68㎡。床から天井まで全面ウィンドウで、ベッドの上からでも別府の雄大な景色を堪能できる。
贅沢な広さのバスルームは、バスタブと独立したウォークインシャワーや2人同時に使えるツインシンクを採用。
ちなみにバスタブには、3種類のバスソルトが用意されており、気分に合わせてリラックスタイムを過ごせる。
クローゼットの中を開けると、浴衣と下駄、竹籠が用意されていた。温泉地・別府らしいオリジナルアメニティが旅情をそそる。
ミニバーには無料のミネラルウォーターのほか、コーヒーマシン、シンガポール発のラグジュアリーブランド「TWG Tea」の紅茶や緑茶などを完備。有料のアルコールやソフトドリンクも揃う。
また、クラブインターコンチネンタルルームでは、ウェルカムスイーツのサービスも。客室のテラスやソファで、自分たちだけのカフェタイムが過ごせる。
別府湾や市内を一望! 荘厳な日の出の風景が広がる露天風呂
宿泊者が滞在中無料で利用できる温泉やサウナ、プールなどの施設もこのホテルの大きな魅力だ。例えば、露天風呂の設計にも強いこだわりがある。熟練の石工による別府石の選定とその配置決めは、周りのすばらしい景観を一体化させる手法を意識し、まるで山から湯があふれ出たかのような滝口を作っているのだ。
露天風呂は東向きで、夜は別府から大分にかけての夜景が広がり、朝は別府湾から昇る太陽を拝むことができる。泉質は刺激の少ない単純温泉で、肌の保湿を促すと言われている成分を豊富に含んだ温泉だ。
内風呂はモダンで落ち着いたデザイン。檜と石造りの内風呂が2種類あるほか、浴室内にはサウナ(スチームorドライ)もあり、心身の疲れをしっかりと癒してくれる。
またベッドルームとバスルームが備え付けられた家族風呂(プライベート温泉)も完備。最大6名まで10,000円/1時間で利用できる。
別府一の開放感と絶景が広がるアイコニックなインフィニティープール
このホテルで温泉以上にアイコニックなのが、インフィニティープールだ。
湯けむりが立ち上る別府の市街地や、別府の海を一望する景色と空が一体化するようにデザインされている。
インフィニティプールの横には、温かいジェットバスも完備。ファミリーで利用できるよう、キッズ用のスイムベストの貸し出しもある。
また、夏季限定でロマンチックな雰囲気で優雅な大人時間を楽しめる、ナイトカバナプランも登場。海の幸と陸の幸を用いた豪華なカナッペと、地元の恵みを滋味溢れるグリルプレートをシャンパンなどとともに堪能できる。
プールに続く「AQUA(アクア)」は、心と体を解き放つ寛ぎのウェルネス空間をコンセプトにしたラウンジエリアだ。本や雑誌がディスプレイされた落ち着きのある空間で、お好みのドリンクや軽食を注文でき、リラックスしたひとときを過ごせる。
さらにプールの奥には、別府の海と街を見ながらワークアウトできるフィットネスセンターも完備。有酸素運動用マシン、ウエイトトレーニング器具、運動用具が各種取り揃い、ストレッチ用エリアもある。ちなみにトレーニングマシンは、人間工学理論に基づき身体のあらゆる動作に対して抵抗が掛かるように設計されたキネシスを導入している。
五感を刺激するモダンフレンチ「Atelier」の3周年記念コースで大分の幸を堪能
2つのレストラン及びバーは、同じフロアに立地。「Atelier(以下、アトリエ)」では、フレンチをベースとしながらもコンテンポラリーなアレンジを加えたフルコースや、大分産の牛肉などメイン食材を地元の樫や竹を使った炭で仕上げるなど細部まで地元にこだわった料理が味わえる。
ホテル開業3周年を記念した特別宿泊プランには、「アトリエ」の3周年特別コース「アトリエ・アニバーサリー」(20,000円)がディナーに含まれている。
「感謝」をテーマにしたコース料理では、「杵築産 鱧」や「安心院産 シャインマスカット」、「佐賀関産黒アワビ」や「おおいた和牛フィレ肉の炭火焼き」など、大分県が誇る美食材をふんだんに使用。
夏が旬の佐賀関産の黒アワビは、6時間蒸し焼きにして肝とバジルのソースをかけ、その下に表面を香ばしく仕上げたサザエの焼きリゾットを敷いた。手前にはシャンパーニュとキャビアのソースをかけたスズキとホタテのムースもあり、贅を尽くした大分の海の幸を存分に味わえる。
シグネチャーディッシュである「おおいた和牛フィレ肉の炭火焼き」は、別府の竹炭で、外はこんがり、中はしっとりとローストしサマートリュフをトッピング。マルサラワインのソースにラタトゥイユ、温泉パプリカのピュレや夏カボチャをのせたパンケーキを添えている。
ちなみにコースに合わせたワインペアリングもある。ソムリエが厳選した多彩なワインセレクションの中から、料理に最良の1銘柄をグラスで提供してくれる。
季節の地元食材を贅沢に盛り込んだ3周年特別コースは、これまで知らなかったような大分や九州の食文化の豊かさを伝えてくれた。
温泉塩を使ったフレンチトーストや、大分サーロインステーキなど豪華なモーニングでパワーチャージ
オールデイダイニング「Elements(エレメンツ)」では、地元の郷土料理なども取り入れながら、旬の食材を使用した和洋様々なメニューを提供。
朝食はメインの卵料理をオーダーし、お好みの料理を好きなだけ味わえるセミビュッフェスタイルで、シェフが厳選した彩り豊かな料理が並ぶ。
ちなみにクラブインターコンチネンタルルーム以上に宿泊の場合は、ビュッフェと卵料理に加え、オリジナルの朝食メニューもオーダー可能。「大分サーロインステーキ」や由布院産抹茶ときなこパウダーを使った「抹茶パンケーキ」、温泉塩を添えた「ホテルオリジナルフレンチトースト」など、ここでしか味わえない限定メニューは見逃せない。
気持ちの良い季節であれば、パノラマビューが広がるテラスでゆったりと朝食を楽しむのもおすすめだ。
タイの高級スパブランド「ハーン ヘリテージ スパ」でウェルネスリトリート
クラブインターコンチネンタル利用者は、ホテル1階に位置するタイの高級スパブランド「HARNN(ハーン)」の国内唯一のスパ「ハーン ヘリテージ スパ」を割引価格で受けられる特典もある。
自然由来の素材を使用し、豊かなアロマの香りとともに、心と体をゆっくりと再生していく。
「ハーン ヘリテージ スパ」のトリートメントは、伝統的な東洋医学と自然療法の熟練の技にインスパイアされた施術が特徴。
シグネチャーメニューの「サイアムアロマ・ボディーセラピー」(60分19,800円)は、ストレッチを含むタイ式マッサージとアロマオイルマッサージが抜群な形で融合している。
「サイアムアロマ・ボディーセラピー」ではスクラブを使ったフットバスから始まり、背中、脚、前面、頭皮をお好みで選んだライスオイルでトリートメントしていく。高い技術を持つハーンのセラピストの手による、至福のリラクゼーションに身を委ねたい。
トリートメントの前後には、ウェルカムドリンクとアフタードリンクのサービスもある。大分ならではのかぼすの緑茶とかぼすのドライフルーツを嗜み、ホッとひといきつきたい。
3周年特別プランではディナーに加え、+3時間の滞在や「ハーン」のソーププレゼントも
ホテル開業3周年特別宿泊プランは、9月末まで楽しむことができ、ご紹介したレストラン「アトリエ」のディナーコース「アトリエ・アニバーサリー」が含まれるだけでなく、予約時に選べる+3時間のアーリーチェックイン、もしくはレイトチェックアウトもサービス。さらに「ハーンヘリテージスパ」より、タイの高級スパブランド「ハーン」の「ナチュラルライスブランソープ ギフトセット」のトリプルオファーがつく。
さらに8月の「3」のつく日には館内各施設にてゲストが楽しめるイベントも開催。8月30日にはタイの高級スパブランド「HARNN(ハーン)」のオリジナルボディスクラブを使った、自宅でもできるセルフケアを、実践を交えながら学ぶワークショップイベントが実施される。
まだまだ気軽に海外旅行ができないいま。海外旅行にも勝る非日常体験と、癒しのひとときが待つ国内のラグジュアリーなリゾート&スパへ足を運んでみてはいかがだろうか。
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ
住所/〒874-0000大分県別府市大字鉄輪499番地18
TEL/0977-66-1000(代表)
URL/https://anaicbeppu.com/
Photos & Text: Riho Nakamori