リアルに真似したい! 業界人の手元&耳元おしゃれスナップ vol.3 ファッションライター 栗山愛以
クリエイターやファッション業界を牽引するおしゃれな人たちを街角でスナップ!お気に入りのジュエリーやアクセサリーへの思い入れ、スタイリングの秘訣、いま注目のブランドなどを聞いてみると小さなもの一つ一つへのこだわりが、それぞれの個性を作り上げていた。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年7・8月合併号掲載)
会話の糸口にもなるキャッチーさ
「それ、何ですか?と人に聞かれるようなアクセサリーばかり買ってしまいます」と話すのは、ファッションライターの栗山愛以。個性的なアイテムを難なく着こなす彼女は、服と同じ目線でアクセサリーを選んでいる。
「ユーモアやパンチのあるものについ手が伸びます。取材をするとき、会話のきっかけになるといいなと思って。ハイジュエリーにも憧れますが、遊び心があるファッションブランドのアクセサリーに思わず惹かれてしまいます」。地面にまで届きそうなマリーン・セルのピアスは遠くからでも目立つほどキャッチー。「普段は服を決めてから、なんか物足りないなと感じるところにアクセサリーをプラスしていきます。パンキッシュなテイストも好きなので耳にたくさんピアスを開けたいのですが、2個が限界。シンプルながらポイントになるオールブルースのイヤカフが重宝しています」
左手にはいま注目しているというディヘラのリングが。「実はこれ、6つつながっているんです。他にも花を生けられるキャニスター型のピアスとか、ディヘラにはウィットに富んだアイテムが多くて面白い。いま狙っているのは、グッチのノーズアクセサリー。目頭のあたりから鼻を象ったような形で、インパクトのあるデザインがツボです」
Photos:Anna Miyoshi Interview & Text:Mariko Uramoto