今月のファッショントピックス:「Loewe」のミュール「バラ色の人生」
注目のファッショントピックを新作アイテムとともにお届けする本誌連載「the thing is…Fashion」。今月のテーマは「バラ色の人生」。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年6月号掲載)
![ミュール ヒール10cm ¥203,500/Loewe(ロエベ ジャパン クライアントサービス 03-6215-6116)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics_157.jpg)
ロエベの2022年春夏コレクションでは、突き出たり、湾曲したラインや、メタルプレートがドッキングされたコートやドレス、大胆に配されたホールやスリットなどメゾンの型を破る挑発、官能、動き、愉快さをジョナサン・アンダーソンが表現した。ルネサンス期の画家ヤコポ・ダ・ポントルモの作品を着想源に、ディテールやシルエット、カラーリングを新たに解釈する旅の始まりのようだ。シューズのヒールには、バラのほか石鹸やバースデーキャンドル、卵、マニキュアのボトルなどのモチーフがあしらわれた。シュールな時代のなかで感じる、奇妙さとクリエイティビティの絶妙なマッチングが面白い。キッチュなデザインはいつだってファッションの楽しさを教えてくれる。
![Photo:Aflo](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/8.jpg)
今月の美しいアイテムを楽しむ女性像は『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』のキャリー・ブラッドショー。一世を風靡した『SATC』のリブート版『AND JUST LIKE THAT…/セックス・アンド・ザ・シティ新章』が公開され、いま再び話題を集めている。ストーリーはもちろんのこと、本作が何年経っても、何度観たって私たちを魅了してやまない理由のひとつは、間違いなくサラ・ジェシカ・パーカー演じるキャリーのファッションにある。ルールにとらわれないミックスマッチで、着飾ることの喜びを教えてくれる彼女のスタイルをヒントに、春夏を盛り上げてくれるワードローブの準備をしよう。
Fendi|フェンディ
![バッグ「バゲット」(W28×D6×H13.5cm)¥495,000/Fendi(フェンディ ジャパン 03-3514-6187)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_1.jpg)
Mykita | マイキータ
![サングラス「クラース」(Mykita Just Lite Edition) ¥57,200/Mykita(マイキータ ジャパン 03-3409-3783)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_2.jpg)
Diesel|ディーゼル
![キャミソールトップ¥27,500/Diesel(ディーゼル ジャパン 0120-55-1978)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_3_2.jpg)
Philosophy Di Lorenzo Serafini|フィロソフィ ディ ロレンツォ セラフィニ
![チュールドレス¥147,000(参考価格)/Philosophy Di Lorenzo Serafini(ファーフェッチ カスタマーサービス 050-3205-0864)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_4.jpg)
Chanel|シャネル
![ネックレス¥190,300/Chanel(シャネル 0120-525-519)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_5.jpg)
Manuri | マヌリ
![フラワーモチーフのブローチ¥36,300(参考価格)/Manuri(ファーフェッチ カスタマーサービス 050-3205-0864)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_6.jpg)
Manolo Blahnik|マノロ ブラニク
![サンダル ヒール10.5cm ¥143,000/Manolo Blahnik(ブルーベル・ジャパン)](https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/04/fashiontopics157_7.jpg)
Photo : Shinmei Fashion Editor : Nozomi Urushibara