開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.08 「結婚したくないなら彼と別れるべき?」 | Numero TOKYO
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開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室 vol.08 「結婚したくないなら彼と別れるべき?」

体や性をめぐるあれこれ、人間関係や恋愛、社会についてなど、読者の抱える「モヤモヤ」をバービーが一緒に考えます。正解は見つからないかもしれないけど、チャクラは開放できちゃうかも?!(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2022年3月号掲載)


【今月のモヤモヤ】

結婚したくないなら彼と別れるべき?

彼のことは好きですが、結婚したいとは思いません。理由は、思ったことをストレートに言う彼の癖が何度指摘しても直らないこと、彼に「遊びたい」願望があることです。私で童貞を卒業した彼が遊びたいと思うのはわからなくもないので、将来のために別れたほうがいいのかな、でも完璧な人なんていないしと堂々巡り。バービーさんの結婚の決め手を教えてください。(22歳・ひかるさん)

【バービーからのメッセージ】

結婚はゴールではなく、手段

ひかるさんにとって「付き合う=結婚がゴール」になっていませんか。まずは「何のために結婚をしたいのか」を一度じっくり考えたほうがいい。結婚への憧れが強すぎて、あなた自身「この先、彼よりもっと素敵な人と出会うかも」と思っているのでは?

だから、彼の欠点をあぶり出して、これから出会うであろう人と比較する準備をしている気がする。私も若い頃はそうだったし、迷うのはわかるけれど、結婚はゴールではなく、手段。誰と結婚するかよりも、大事なのは自分が10年後、20年後にどうなっていたいかをしっかり見据えることだと思います。

私が結婚した決め手はいくつかあって、一つは自分自身の仕事の幅が広がり、結婚という世間的にわかりやすい形を取ることで相手との関係性を公表しやすかったこと、二つ目は女芸人が結婚することが大きな足かせにはならなくなったこと。そして三つ目は、占い師さんに「彼との間に子どもを授かる」と予言されて、じゃあ先に結婚しておくか!と勢いがついたこと。

だから、そのときのタイミングで手段として結婚したほうがよかったからそうした、というだけなんです。つまり、元彼たちとも今の夫とも、結婚を目的に付き合ったわけではない。付き合っている時は、結婚しているつもりでパートナーシップを築いてきたし、結婚にこだわる必要はないと思っていました。この仕事をしていなかったら、結婚しなかったかもしれないし、逆にいろんな方と結婚と離婚を繰り返していたかもしれません。

自分の幹を太くすることを大事にして

私が疑問に思うのは、ひかるさんは彼のことが好きで付き合っているのに、どうして結婚を考えた途端に、彼の言葉遣いが別れる原因になるのかなということ。何度指摘しても彼が変わらないんだったら、あとはそれをあなたが受け入れられるかどうか。彼との関係を続けたいのであれば、欠点を含めて100%受け入れる覚悟を持ったほうがいい。

個人的には、ストレートな物言いをする彼と付き合うのは決してあなたにとってネガティブなことではなく、そういう人と向き合うスキルが身に付くし、それは他にも応用できそうです。

ただ、彼に「いつか遊びたい」願望があるという点を考えると、私だったら別れるかもしれない。彼が「初めて」の人と結婚して、「遊びたい」という願望を持ちつつ、よそ見をできない状況に置くのはちょっとかわいそう。

ちなみに、彼の「初めての相手」だったことに対してひかるさんは全く責任を感じなくていいです。

いずれにせよ結婚は、人生のお味噌程度に捉えておいてほしい。まずは、ひかるさん自身が精神的にも経済的にも自立すること。そして、結婚する、しないにかかわらず、自分の幹を太くすることを大事にしてほしいなと思います。

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Photo:Takehiro Goto Styling:Natsuki Taniguchi(Takuty Produce & Create)Text:Mariko Uramoto Edit:Mariko Kimbara

Profile

バービーBarbie お笑いコンビ「フォーリンラブ」のメンバー。テレビ番組『ひるおび』のコメンテーターやラジオ番組『週末ノオト』のパーソナリティを務める。著書に『本音の置き場所』(講談社)。

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