2021年、あの人の偏愛ベスト・ミュージック vol.1 SUPER BEAVER 渋谷龍太 | Numero TOKYO
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2021年、あの人の偏愛ベスト・ミュージック vol.1 SUPER BEAVER 渋谷龍太

2021年いちばん聞いたのはどの音楽? 音楽をこよなく愛するヌメロ注目のアーティストに、その人だけの“超偏愛”ベスト・ミュージックを大調査! 新たな音楽の入り口にして。 第1回目は、ロックバンドSUPER BEAVER(スーパービーバー)のボーカルであり、今年初の小説『都会のラクダ』を上梓した渋谷龍太。

1「SCOTCH AND SODA」underslowjams

「お世話になっている方に以前のアルバムを教えて頂き、細かいことはわからないのですが、ずっとかっこいいです。場所や時間を問わずずっと聴いています」と渋谷が直感で好きになった楽曲は、underslowjams(アンダースロージャムス)が21年7月にリリースした「SCOTCH AND SODA」。

アンダースロージャムスはrag、yoshiro、takec、SOMA、SUIの5人によるオルタナティブ・ヒップホップ・バンド。「SCOTCH AND SODA」はアップテンポなベースに、たゆたうようなメロディが心地良いサマーチューンだ。

2「シナプス feat. 句潤, MU-TON」LIBRO

90年代から活動をしている、トラック・メイカー/ラッパーのリブロ(LIBRO)。21年9月に、前作から約3年ぶりとなるアルバム『なおらい』をリリースした。その中の1曲「シナプス feat. 句潤, MU-TON」にはラッパーの句潤(クール)とムートン(MU-TON)が参加。疾走感溢れるビートに乗った3人の掛け合いが熱く、気持ちを上げてくれる1曲だ。

「リブロのことは昔からずっと好きです。『なおらい』というアルバムそのものがまず最高でしたが、特にその中の楽曲『シナプス feat. 句潤, MU-TON』は客演も素晴らしくかっこよかったです」と渋谷。

3「NO WAY」どんぐりず

どんぐりずはラッパーの森、トラックメイカーでプロデューサーのチョモからなる2人組ユニット。中毒性のあるサウンドと楽曲から映像に至るまで多彩なセルフプロデュース力で話題を集めている。

「NO WAY」は21年2月にリリースされたEP『4EP1』に収録された楽曲で、メキシコやチリなど中南米でSptifyの最もストリーミングされた曲をランク付けしたバイラルチャート1位を獲得した。

「どんぐりずは、YouTubeで見つけました。2020年のアルバム『baobab』も今回のEP『4EP1』も好きなのですが、なかでも『NO WAY』は一番よく聴きました」

【番外編】「東京 / THE FIRST TAKE」SUPER BEAVER feat. 長屋晴子

SUPER BEAVERの最新楽曲「東京」に、緑黄色社会のボーカル長屋晴子をフィーチャリングに迎えたスペシャルバージョンが人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で12月24日に公開。2人の豊かなハーモニーは必聴。

渋谷龍太のお気に入り楽曲とともに、ぜひチェックして。

2021年、あの人の偏愛ベスト・ミュージック

Edit & Text:Mariko Kimbara

Profile

渋谷龍太Ryuta Shiubya ロックバンド、スーパービーバー(SUPER BEAVER)のボーカル。スーパービーバーは2005年、高校の先輩と後輩で結成された東京出身の4人組ロックバンド。09年にメジャーデビューを果たしたのち、14年にはインディーズへとフィールドを変え、[NOiD]からフルアルバムをリリース。20年にソニー・ミュージックレーベルズとメジャー再契約。2022年2月23日にフルアルバム「東京」をリリース予定。

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