Culture / Feature

このロゴに見覚えあり？東京カルチャー案内　vol.2 東塔堂

2021.8.28up

思いがけない発見を与えてくれる個性的な店の数々は、そのロゴも個性と魅力に溢れている。ヌメロ・トウキョウ10月号ではライブハウス、本屋、レコードショップ、コーヒーショップの4カテゴリからいまの東京カルチャーを形づくる店のロゴをコラージュで紹介した。ウェブでは拡大版としてもっと詳しいガイドをお届け！　第2回目は渋谷の古書店、東塔堂（Totodo）。

東塔堂は、マニア垂涎の専門的なアートブックや写真集、建築やデザイン系の古書がそろう古書店。渋谷駅から代官山・恵比寿方面に徒歩10分、都会の喧騒を感じさせない、閑静な住宅街にある。

ロゴは本のかたちをしているが、中に並ぶ四角によって窓がついたビルのようにも見え、デザインに精通するオーナーの遊び心が垣間見える。

壁一面にずらりと並ぶ約3,000冊の本は、オーナーの大和田悠樹氏が内容だけでなく装丁や質感も含めて総合的に評価し、新しいクラシックと呼ばれるような近現代の書籍を中心に世界各地からセレクト。書籍のほか、ヴィンテージポスターなども取り扱う。ギャラリースペースを併設し、年に数回絵画や写真などの企画展も行っている。刺激を与えてくれる1冊に出会える場所だ。