Culture / Feature
実践! 自分を愛するための小さなアイデア30 【day12】スパイスを探求する
前へ進みたいな、最近ちょっと疲れたかも……と思うとき自分のご機嫌を取るための処方箋を持っていますか? 簡単に気分を上げられる日常のアイデアから、エキスパートがおすすめするセルフラブの特効薬まで難易度別に、30日間デイリーで紹介! ( 『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2021年5月号掲載)
Day.12 「スパイスを探求する」
難易度:★★★(自分を極めるセルフラブ上級者へ)
「日常的にスパイスを取ることは僕にとってメンテナンスです」と、スパイスの達人シャンカール・ノグチ。「スパイスを取っていると不調知らず。心身を健やかに整えます。毎朝、祖父から継いだレシピに基づいてチャイを淹れます。アッサムティーにシナモン、カルダモン、クローブ、ジンジャー、黒胡椒を入れ、ミルクを注いで完成。子どもの頃から慣れ親しんだ味で、飲むと元気が湧きます」。 調理する時間もセルフラブを育むひと時。「スパイスを使って料理している間は、その組み合わせを工夫して二つとない香りを作ることに専念します。ゴールのない作業ですが、空想していた味が“見える”瞬間はうれしく、おいしく食べることは毎日を心地よく過ごす秘訣だと思います」Text:Nao Kadokami Edit:Sayaka Ito, Chiho Inoue, Saki Shibata, Yukiko Shinto, Mariko Kimbara
Profile
シャンカール・ノグチShankar Noguchi
貿易商。1973年、東京都生まれ。インド人の祖父が立ち上げたインドアメリカン貿易商会の3代目としてインド食品の製造や輸入などを行う。スパイス情報 www.spice.tokyo ECショップ www.spinfoodslite.shop