東京クリエイターが魅せるエンポリオ アルマーニ
今年、ブランド誕生40周年を迎えたエンポリオ アルマーニ。 その記念として1988年~97年に発行された伝説の雑誌『エンポリオ アルマーニ マガジン』が限定復刊した。『エンポリオ アルマーニ マガジン』のテーマでもある “THE WAY WE ARE”をテーマに、東京をベースに活動する4組のクリエイターが東京への思いを表現。それぞれの視点で、不思議と新旧の雰囲気が入り交じる ありのままの“今の東京”をエンポリオ アルマーニ 2021年秋冬コレクションとともに切り取った。
HIROSHI MANAKA
「THE WAY WE ARE」と聞いて普段見ているなんでもない東京の景色を背景に撮影したいと考えました。東京のどこにでもある自動販売機は、夜になると煌々と光出し、東京らしい景色を作り出していると思います。実は日常の中にこそファンタジーはあるのかもしれないですね。
ネオンが映し出す煌めき
ブラック×シルバーの煌めくボーダーを纏うジャケット&パンツ。ビジューのネックレスを大胆に胸にラップして。
夜の街で艶やかな光沢を
ネオンピンクが眩い、ベロアのセットアップ。ナポレオンジャケット風のボタンデザインでマニッシュに。ブラックのファーケープでインパクトあるエッジを利かせて。
間仲宇(まなか・ひろし)
神奈川県出身。学生時代はグラフィックデザインを学び、その一環で 受けた写真の授業を機に写真家を志す。その後フォトスタジオ勤務を 経て写真家の伊島薫氏に6年間師事。独立後は広告、CDジャケット、 エデイトリアルなど活動は多岐にわたる。www.hiroshimanaka.com
Hiroshi Manakaによるファッションシューティングシーンをムービーでお届け!
Photos:Hiroshi Manaka Hair:Takeshi Makeup:Yuka Hirac Model:Hiromi Ando at Mile Management Styling:Midori Oiwa Movie : Toshiki Matsumura
Kizen
東京はモダンでありながらも伝統的な物事が脈々と流れていて魅力的な都市である。今回は「メタボリズム」(新陳代謝)と、時代や生活に応じて伝統的なものを残しつつ常に新しさを導入していく空間建築に着目。それぞれの空間の特徴に合わせて、異質なものと今のアルマーニのアイテムを共存させ、これからの都市のあり方に、伝統に革新を重ねるメッセージ性を込めて、シュールかつ力強いビジュアルを表現した。
エターナルを求めて
新旧を融合した部屋に欲しいのは、時代に左右されない永久普遍のアイテム。ベロア素材のサイドゴアブーツ、ピンク×ブラックのモダンなチャーム風のドーム型バッグ、そしてサテンとベルベットの異素材コントラストが大人な色気を醸すTストラップサンダル、ロゴのタイポグラフィーがスタイリッシュに主張するベレー帽。飽きのこないシックなカラーを中心にリアルコーディネートを楽しみたい。
アイシーにサイバーを盛り上げて
中銀カプセルタワーのカプセルルームに置きたいのは、シルバーやブルーのアイシーカラーたち。まるで惑星のようなシェイプのピン、ちりばめられ たストーンがさりげなく煌めくスエードブーツ、コーディネートのポイントになるバイカラーサンダル、マーブルのオブジェが 連なるネックレス、シル バーのミニトートバッグ、ムートンがウィンターらしさを彩るライトブルーのラウンドバッグ、そしてロイヤルな雰囲気を醸し出すネイビーブルーのビッグサイズのバッグ。サイバースペースで心も浮遊させて。
僖然(きぜん)
中国雲南省生まれ。日本大学芸術学部を卒業し、2016年より東京をベースに活動している。東洋の世界観をファンタジックに映し出し、モード誌、ルックブックを中心に撮影している。photocreative.jp/photographer/kizen
Photos:Kizen Prop Stylist:Yuusuke Ishii Cooperations:Kamimeguro Hair Salon, Nakagin Capsule Tower
Takashi Homma
クリーンでピュアに佇むブラック
リーンなシルエットとネックのジッパーがポイントのジャンプスーツ。ミニマムなデザインで芯ある姿勢を表現したい。
マニッシュに表現するビジュー
総ビジューがあしらわれたダブルブレストジャケット&パンツは、マニッシュながらも華やかさを演出できる。タイがあしらわれたハットでドレッシーなムードを高めて。
Takashi Homma
1962年、東京都生まれ。写真家。東京造形大学大学院客員教授。99年『東京郊外』(光琳社)で木村伊兵衛写真賞受賞。2011年から12年にかけて大規模個展「ニュー・ドキュメンタリー」が国内を巡回。『Symphonyその森の子供mushrooms fromThe forest』(CasePublishing)、『Looking Through Le Corbusier Windows』(WaltherKönig,CCA,窓研究所)など写真集多数。著書に『ホンマタカシの換骨奪胎やってみてわかった!最新映像リテラシー入門』(新潮社)など。
@seeing_itself
仁村紗和(にむら・さわ)
大阪府枚方市生まれ。モデルを経て、2014年に女優デビュー。TVドラマ、映画、舞台等で活躍する。現在、NHK大河ドラマ『青天を衝け』にも出演中。
Photos:Takashi Homma Hair & Makeup:Rie Shiraishi Styling:Midori Oiwa
Koutarou & Misato Washizaki
東京タワー、スカイツリー、高層ビルに、パンダ、相撲……さまざまな要素が混在し、そしてありとあらゆる情報が錯綜する現代の東京という街で、UFOキャッチャーの様に自分の好きなものを選択する生き方をテーマに制作しました。
東京らしいポップさをキャッチ
ブルー×ライトブルーのバイカラーが特徴的なバケットバッグ、シルバーのアーモンドトゥのパンプス、ネオンピンクのバングル、どれも東京という街にぴったりで、ゲットしてみたくなるアイテム!
都会に寄り添うシルキー&光沢感
モダンな街に似合う、艶やかなファッション。ネオンライトを味方に、サテン素材のグリーン×ネイビーのローファー、キルテッドのショルダーバッグ、ピンクビジューが連なるネックレスを取り入れて。
鷲崎浩太朗&美里(わしざき・こうたろう&みさと)
2015年より夫婦でフォトグラファーデュオとしての活動をスタート。アートワークデザイン、制作も行うことで独自の世界観を写す。モード誌のエディトリアルをメインに活動中。www.kwandmw.com
エンポリオ アルマーニ デジタルキャンペーン「THE WAY WE ARE」
https://events.emporioarmani.jp/cpn/2021/40th-anniversary/
エンポリオ アルマーニでは40周年を記念したデジタルキャンペーン「THE WAY WE ARE」を展開中。7名のインフルエンサーそれぞれが表現する「THE WAY WE ARE」に注目です。
EMPORIO ARMANI40周年特設サイト
https://www.armani.com/ja-jp/experience/emporio-armani/magazine-40-anniversary
Fashion Editor:Midori Oiwa