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日本初上陸のラグジュアリーなライフスタイルホテル「キンプトン新宿東京」のココがすごい!

このところ、よく耳にする“ライフスタイルホテル”。2020年10月2日にオープンした「キンプトン新宿東京」はライフスタイルホテルの中でも、こだわりと上質をちりばめたラグジュアリーな滞在を叶えてくれます。海外ではすでに70軒を数え、熱狂的なファンも抱えるこのホテルブランド。人気のヒミツを探りに、いざステイ! 

甲州街道に面した西新宿、頭上を首都高速が大きくカーブし、少し歩けば新宿中央公園や代々木公園の緑にも触れられる。せわしないイメージの新宿の中でも、落ち着きと利便性を兼ね備えたエリアに、「キンプトン新宿東京」は2020年10月2日、オープンしました。

日本に初上陸した「キンプトンホテルズ&レストランツ」(以下、キンプトン)は、1981年にブティックホテルのコンセプトをアメリカに初めて導入したビル・キンプトンによって、サンフランシスコで誕生。五感を刺激するアーティスティックな空間と、マニュアルのないパーソナルな体験の提供を目指す、ラグジュアリーライフスタイルホテルです。

テーマは“マンハッタン meets 新宿”。館内にはNYのアートシーンにインスパイアされたデザイン、そしてNYにちなんだ仕掛けがちりばめられています。そしてカリフォルニア生まれの陽気で高いホスピタリティは、ここ日本でもきっちりと受け継がれています。

キンプトンならではの特別な時間と体験

かつてハンティントンビーチのキンプトンに滞在した時、「ここで働けるのが、本当に夢だったの」という女性スタッフに会いました。そう思うきっかけとなったのが、このホテルブランドの特徴のひとつ、“イブニングソーシャルアワー”だったそう。

イブニングソーシャルアワーとは、夕方にゲストが集まり、ホテルがふるまうお酒やカナッペを手にスタッフとゲストや、ゲスト同士が交流を深める時間。キンプトン新宿東京では16階のプレファンクションスペースや1階のジョーンズ カフェ&バーなどの日毎に変わるエリアで、赤と白のワイン、そして日替わりのテーマ・カクテルが用意されます。いろんなバックボーンをもったゲストが同じホテルで出会う、ちょっとした一期一会の体験です。

キンプトンのもうひとつの特徴は、ペットフレンドリーな点でしょう。予約時に伝えておけば、水飲み用のボールやゲージ、おもちゃなどがお部屋にセットされています。ワンちゃんのみならず、これまでにうさぎやミニブタなどが訪れたことも。そしてペットに向けても、グリーティングボードや名前を書いたクッキーなどのウェルカムギフトでおもてなし。キンプトンが得意とする、“とんでもなくパーソナルなゲスト体験”のひとつです。

新宿とNY、ストーリーが交錯するホテル

甲州街道に面したエントランスから一歩入ると、いろんな国の言葉で「ようこそ」や「おかえり」のメッセージが書かれた、ウェルカムアートが迎えてくれます。そして、ふわりと香るシグネチャー・フレグランスは、TOBALIのImperfect Riverという香りを使用(キンプトン新宿東京の公式のフレグランスとして採用)。館内には20人ものアーティストの作品が飾られ、ちょっとしたギャラリーのようです。

1階の右手へ進むと、アート作品やアクセサリーなどを扱うコンセプトストア。シグネチャー・フレグランスのアロマキャンドルもここで入手できます。

客室へ向かうエレベーターに乗り込むと、その壁には山の絵が。これは、山梨に続く甲州街道にちなんだもの。あらゆるものに、隠しキャラのようにストーリーがあります。

内装のデザインを手掛けたのは、「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」を手掛けたロックウェル・グループ。全151室のゲストルームの床から天井まで窓ガラスが広がり、開放的な印象です。ビューは代々木公園、新宿中央公園、甲州街道&首都高速の3タイプ、中でもアーバンな首都高速の眺望が人気だそう。デザインはモダンであり、ミニマリズムであり、そして和のテイストもひとふり。

ベッド脇のペンダントライトは、かんざしをモチーフにした和情緒なデザイン。壁のメタルオブジェで描かれた花は、実際には存在しないものです。既存ではない、まったく新しいブランドであることの象徴となっています。

客室で最もアイコニックなアイテムは、幕の内弁当のようなクローゼット。味気ないデザインになりがちなクローゼットも、アーティスト高橋理子の浴衣と扇子、ルルレモンのヨガマットなどがパズルのように収納され、見ているだけでワクワクしてきます。

大理石のバスルームは、ゆったり浸かれる深めのバスタブ。バス・アメニティはNYのマリン&ゴッツが手掛けたキンプトンオリジナルの「アトリエブルーム」で、シャンプー、コンディショナー、シャワージェルの香りが、マンダリンやウーロン茶など、それぞれで異なります。それが、トータルすると絶妙な香りにコーディネイトされるのです。

バスタオルやバスローブは厚手でふわふわ、水をよく吸う「ガルニエ・ティボー」。そしてベッドリネンはスムーズな300番糸。どちらも心地いい肌触りに至福な気分。

酒、お茶、梅酒などを取り扱う「SAYURI&Co」の日本茶のアメニティや、千疋屋のフルーツグミ、ブラウニーウィッチップスなどのミニバーのラインナップも、ヘルシーさや和っぽいもの、NYらしいものなど、セレクトにこだわりが感じられます。

全室に置かれている、革のケースに入ったタブレット端末も要チェック、便利なサービスが搭載されています。たとえば、“Forgot It? We’ve got it!”。爪切りやリップクリーム、メイクアップリムーバー、パジャマなどのアメニティを40種類も用意し、必要なものを届けてくれます。しかも、無料! 客室にはできるだけ不要なものは置かないという、エコな発想から生まれたサービスだとか。これで、忘れ物があってもノープロブレムです。

ちなみに、タブレットにはヨガの動画もインストールされているので、お部屋で好きな時にヨガレッスンが受けられます。

アートなアフタヌーンティーはマスト!
新宿で食を通して感じるNY

“ローカルに愛されるレストラン”であることは、キンプトンが大切にしていることのひとつ。

1階エントランス近くにある「ザ・ジョーンズ カフェ&バー」は、ネオン管アートが印象的。NYで展開している地元密着型コーヒーショップ「バーチコーヒー」が飲めるのは、日本ではここだけです。雰囲気やドリンク&フードも、まるでNYのよう。朝6:30から営業しているので、愛犬を連れた朝の散歩帰りの地元らしき人々を見かけることも。

2階にある「ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ」も、ホテルテーマのひとつである“マンハッタンmeets 東京”をお皿の上で表現しています。総料理長のトーマスさんはNYサブカルチャーの多様性からインスピレーションを受け、日本の最高級の食材を使ったメニューを考案。なかでも話題を呼んでいるのは、アーティスティックな「アフタヌーンティー」(4,500円/税・サービス料別)でしょう。

プティフールはアートの巨匠たちへのオマージュをテーマに、アンディ・ウォーホルの「バナナ」やモネの「睡蓮」などが、まるでお皿をパレットに見立てたように並んでいます。メニュー裏のQRコードをチェックすれば、詳細がわかります。

カナッペも、キャビアをのせた和牛サーロインの手まり寿司やタラバ蟹のクラブケーキなど、贅沢な食材を生かしたメニュー。さらに、焼きたてのマドレーヌも運ばれてきます。ドリンクは「ハーニー&サンズ」の紅茶やオニバスコーヒーをフリーフローで。見た目のインパクトのみならず、クオリティの高さも守っています。

また、パワーブランチ(アラカルト1品+ヘルシー料理またはスイーツ1品+ドリンク、5,000円)もおすすめです。たとえば人気メニューのエッグベネディクトは、小林農園の有機タマゴのポーチドエッグを、ウニとペーストを練り込んだ薄いクランペットの上に乗せ、上から醤油麹でコクを増したオランディーヌソースをとろーり。濃厚な味わいです。

「ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ」は4エリアに分かれたテーブル席やオープンテラス席など、その日の気分で席が選べます。

東京の街と緑を見下ろす
天空のマルチファンクションスペース

最上階の17階にはマルチファンクションスペース「ザ・ギャラリー」があります。高さ10メートルのガラスの天井から光が降り注ぎ、窓からはビル群や新宿中央公園を一望。記憶に残るウェディングやエキシビションが開けそう。

「ラグジュアリーとは、五感で感じる上質なもの。ライフスタイルとは体験できること」と、キンプトン新宿東京の総支配人のネイザン・クックさん。選び抜かれたものに触れ、マニュアルではないパーソナルなおもてなしを受ける滞在は、心満たしてくれるもの。リピートすればするほど、“常連”のような心地良さも増していきそうです。

キンプトン新宿東京
住所/東京都新宿区西新宿3丁目4番7号
TEL/03-6258-1111、0120 056 658(IHG・ANA・ホテルズ予約センター)
URL/www.kimptonshinjuku.com/jp/

Photos:Chieko Koseki, Kimpton Shinjuku Tokyo Text:Chieko Koseki

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