うつわショップに聞いた、心躍るうつわ vol.1 代々木上原「AELU」
自宅で過ごすホリデーシーズン。特別な日の食卓を華やかに彩り、毎日使えるうつわを今こそ手に入れたい。東京の気になるギャラリーやショップに、おすすめのうつわを伺った。
代々木上原駅北口すぐのフレンチビストロ「アエル(AELU)」。併設するギャラリーには、使いやすくも個性豊かなうつわが揃う。
「お気に入りのお洋服を来てお出かけするときって、気分が上がりますよね。同じように、お気に入りのうつわを使って食事をすることを楽しんでもらいたい。作家手作りのうつわはそれぞれ表情の違う一点物が多いので、愛着もひとしお。だから、作家の個性が感じられるうつわをセレクトしています」とバイヤーの真子(まなこ)さん。
力強くも使いやすい、山田隆太郎さんの平皿
真子さんのイチオシは、陶芸家・山田隆太郎さんの土ものの平皿。「山田さんは神奈川県相模原市の山奥にある、1990〜2000年代初頭に活躍した陶芸家・青木亮さんの遺した工房で制作しています。もともとデザイン事務所で仕事をしていた経験もあり、デザイン感覚が整っている。力強く味のあるうつわを作りますが、決して突飛ではなく、使いよいんです」
直径25.5cmの平皿は用途も幅広い。「レストランだと真ん中にお肉を置いて、まわりにソースを垂らして使ったりします。ご自宅なら毎日のおかず皿としてコロッケとサラダなどを載せたり、食パンと目玉焼きなどをワンプレートの朝ごはんにしても」
温かみを感じる、スタジオ・プレパのガラスのうつわ
柔らかな曲線を描くガラスのうつわは、長野県上伊那郡で平夫妻が営む吹きガラス工房、STUDIO PREPA(スタジオ・プレパ)によるもの。「冷たく硬い印象のガラスですが、スタジオ・プレパのガラスのうつわはやわらかく温もりを感じます」
透明でありながら、深いインディゴカラー。「彼らは環境問題にも関心があって、この作品はコロナ禍で原料のガラスが輸入できないときに、車のフロントガラスをアップサイクルして作ったそうです。葉物や果物を盛ったり、来客時にお菓子を盛ったりするのもいいですね」
うつわのほか、オブジェやアートピースなどの取り扱いも。手仕事にこだわった作家の企画展も定期的に開催する。取り扱ううつわの一部はオンラインショップでの販売もあり、全国から入手可能。あなただけのお気に入りを見つけて。
AELU Gallery
住所/東京都渋谷区西原 3-12-14 西原ビル 4F
TEL/03-6479-1434
営業時間/11:30〜19:00
定休日/水、木
URL/www.aelu.jp
オンラインショップ/shop.aelu.jp
うつわショップに聞いた、心躍るうつわ