秋を味わう珠玉のパフェ Vol.7 カフェ コヴァ ミラノ
食の誘惑が満載の秋。おいしいものは数あれど、スイーツ好きなら外せないのがパフェ。ずっと眺めていたくなる麗しい造形に、グラスに広がるめくるめく味覚のハーモニーはさながら小宇宙。見ても食べても幸せになれる秋の新作を、三度の飯よりパフェを愛するエディターが徹底解剖します。第7回は、カフェ コヴァ ミラノの「コッパ」。
GINZA SIXにあるカフェ コヴァ ミラノ(Cafe Cova Milano)は1817年にナポレオン軍の兵士であったアントニオ・コヴァによって創業されたイタリア最古のパスティッチェリア(菓子店)の一つ。ミラノのモンテナポレオーネに本店を構え、その本場のクラシックな雰囲気をここGINZA SIX店でも味わえます。 イタリアでパフェに当たるのは「コッパ」と呼ばれ、イタリア語でグラスのこと。カフェ コヴァ ミラノでは常時5種類のコッパをラインナップしています。まずは代表的なメニューをいただきました。
バニラアイスクリーム、ホットチョコレート、ホイップクリーム、メレンゲをトッピングした「COPPA SCALA」。要素はとてもシンプルで誰が見ても間違いない味です。写真だと器が小さめに見えますが、結構なボリュームで食べ応えあります。チョコレートアイスを使うのではなく、ホットチョコレートをバニラアイスにかけているので、温度差の違いを楽しめます。
こちらは「COPPA S. ANDREA」。「COPPA SCALA」と同じくバニラアイスクリームとホイップクリームにフレッシュのイチゴとイチゴソースをかけてあります。イチゴの甘酸っぱさがきいていて、こちらも王道の間違いない組み合わせ!
そして、月替わりで登場している日本オリジナルのマンスリーコッパ。
11月は「かぼちゃのコッパ ホットチョコレートがけ」です。クッキー生地の上に球体が乗った斬新なデザイン! 頭から飛び出したローズマリーがちょっとユーモラスです。パティシエさん曰く、このデザインは苗を植えるイメージで考えたのだとか。
別添えのホットチョコレートをかけていただきます。
ホットチョコレートは土をイメージしたそう。冷たいパフェに温かいホットチョコレートをかけるのは、レストランならではの演出。このコッパを食べるときに一つアドバイス。上から順に崩していくのではなく、スプーンを縦に入れて全部の層をいっぺんに掬って楽しんで欲しいのだそう。全部のパーツが口の中で混ざり合って完成する、まさにこれこそパフェの醍醐味!
グラスの中には、かぼちゃとの相性が良いというアマレットのクリーム、パンプキンシード、ハチミツとローズマリーのクッキー、真ん丸い球体の中はカボチャのセミブレッドが入っています。
かぼちゃというと少しもったりねっとりというイメージでしたが、ローズマリーの香りと合わさることでシュッとスタイリッシュな味わいに。アマレットのきいたホイップクリームも軽く、サクサクのクッキーの食感とかぼちゃのクリーミーさ、甘いチョコレートが一体となり、とても美味しい!
パティシエさんによるとコッパはまずコンセプトを立ててから構築するそう。中身のパーツがすべて正面から見えるように、グラスの中でのデザインも大事だそう。日本でしか味わえない芸術的で完成度の高いコッパ、これなら毎月楽しみになりますね。
そのほか、定番グラススイーツも充実しています。
ふわふわのクリームが可愛らしいコッパ ティラミス。クリームが軽くて永遠に食べられそう!
コッパ COVAはカスタードクリームにホイップクリーム、ベリーやピスタチオをトッピング。
エスプレッソに氷とシロップを入れてシェイクするカクテル仕立てのシェケラートも絶品! デザートと合わせてぜひ。
「かぼちゃのコッパ」は11月30日(月)まで。この機会にお楽しみくださ〜い!
かぼちゃのコッパ ホットチョコレートがけ
提供期間/2020年11月30日(月)
場所/Cafe Cova Milano GINZA SIX店
住所/東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 3F
TEL/03-3289-3755
営業時間/10:30〜20:30(L.O.20:00)
URL/www.covajapan.com/
秋を味わう珠玉のパフェ特集