新・食習慣 フレキシタリアンにTRY! Vol.5 テイクアウト編
新しい生活様式ともに、食への興味は深まる一方。けれどもう美味しいだけでは、心が満足できなくなっているよう。健康のことはもちろん、環境へ配慮しているかどうか、ファッションと同様に食にもサステナブルへの意識が高まっている。そこでストイックにヴィーガンに転向とまではいけないけれど、まずはプラントベース(植物由来の食品)で時々は肉や魚も食す、ゆるベジタリアン=フレキシタリアンから始めてみない? という短期連載の第5回はテイクアウト編。
NY発のヴィーガンバーガー「SUPERIORITY BURGER」
昨年12月、NYから上陸以来、動物性の素材を一切使わずに食べ応え抜群の味わいが楽しめると人気のヴィーガンバーガー専門店「SUPERIORITY BURGER(スペリオリティーバーガー)」。シグネチャーのスペリオリティーバーガーはキヌアとひよこ豆、野菜などをスパイスで味付けしたパティにレタス、ピクルス、セミドライトマトを合わせ、カシューナッツで作ったチーズ風ソースで仕上げている。またNY本店の人気メニューTFT(トーキョーフライドトーフ)がいよいよ日本でも販売開始となり、こちらも要チェック。日替わりのサイドディッシュとドリンク付きのセットなら、ボリューム満点!「HealthyTOKYO」のヴィーガン ラザニア&キッシュ
2018年羽田空港にカフェをオープン、原宿にもCBD製品を扱う店舗にカフェを併設している「HealthyTOKYO(ヘルシー トウキョウ)」。オールヴィーガン&グルテンフリーとは思えない本格的な味わいで話題となっていたヴィーガン ラザニアは、オリジナルの米粉ラザニアシートと、大豆ミートとたっぷりの野菜で作った自家製トマトソースを使用。この夏、発売したヴィーガン キッシュも生地から手作りし、じっくり炒めた玉ねぎとマッシュルーム、ヴィーガンハムをたっぷりと加え、卵、乳製品を使わずにふわふわに仕上げたフィリングもこだわり。
HealthyTOKYO CBD Shop & Cafe
住所/東京都渋谷区神宮前3丁目27−14
TEL/03-4405-6203
営業時間/11:00〜20:00
定休日/無休
URL/https://healthytokyo.com/ja/
ハワイで話題のヴィーガンカフェ「Peace Cafe」のテイクアウト専門店
ハワイ版のミシュランとも言われるハレアイナ賞GOLDを2年連続で受賞するなど、ヴィーガンカフェの先駆けとして愛される「Peace Cafe(ピース カフェ)」が昨年11月に上陸。動物性食材や卵、乳製品、上白糖を一切使わない本格的なヴィーガンデリ&スイーツが早くも意識の高い女性の心を掴んでいる。メイン、サイド、デリパック、スイーツなど約30種類の季節に合わせたメニューから選ぶことができる。人気のヴィーガンロコモコはじめ、彩り豊かさもポイント。
Peace Cafe 渋谷スクランブルスクエア
住所/東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア
ショップ&レストランB2F 東急フードショーエッジ内
TEL/03-6805-0826
営業時間/11:00〜21:00
定休日/不定休
URL/https://www.peacecafehawaii.jp
ロンドン発「DEENEY’S」のトースティをプラントベースで
ロンドンからこの夏上陸した、スコットランドフレーバーのフードを扱う店「DEENEY’S(ディーニーズ)」。代表的なメニューは羊の内臓や牛肉、オートミール、玉ねぎをスパイスで煮込んだスコットランド伝統料理のハギス。それを挟んだホットサンド=トースティは、“マクベス”をいう愛称で親しまれており、ロンドンのベストサンドウィッチにも選ばれたのだとか。トースティメニューのなかからフレキシタリアンには、大豆ミートを使ったマクベスのベジタリアン仕様でチェダーチーズをふんだんに味わえるレディ マクベスと、よりベジタリアン度の高いヴィーガン仕様のヴィーガン レディをピックアップ。プラントベースながらジューシーで香ばしく新鮮な味わいをお試しあれ。
DEENEY’S
住所/東京都渋谷区神宮前2丁目3−26
TEL/03-5411-2022
営業時間/9:00〜18:00
定休日/月
※9月30日まで名古屋タカシマヤのイベント出店のため休業
URL/https://deeneys.jp
BOOK型パッケージも可愛い「HAPPY HOUR」のこだわりサラダ
白金で人気のBURGER MANIAの姉妹店として、今年3月にオープンしたサラダをメインとする「HAPPY HOUR(ハッピー アワー)」。特徴はこだわり素材とボリューム感、そしてヴィジュアルの美しさ。この店で見つけたヴィーガンメニューがファラフェル サラダ。レタス、ミックスベビーリーフ、カラフルトマトなどの新鮮な野菜に、豆を主体とする揚げ物、ファラフェルと、ヴィーガン タヒニ ソースをトッピング。このほかサラダは7種展開。サイドメニューにケールとパルミジャーノのポタージュを合わせれば、ディナーにもできる満足度。BOOK型のおしゃれなパッケージは手みやげにもぴったり。
HAPPY HOUR
住所/東京都渋谷区恵比寿2-39-4
TEL/03-6455-6966
営業時間/11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日/不定休
URL/www.instagram.com/happy_hour2020/
「Bánh mi Tokyo」日本人に合わせたベトナムのバインミー
外苑前に今年オープンした「Bánh mi Tokyo バインミー トーキョー)」は健康に配慮し、日本人に合わせたバインミーを提供。ラードやマーガリンなどは使わずに、米糀甘酒やナッツの良質な油分でコクやクリーミーさを補い、丸大豆100%の豆たまりで味付けるなど調味料もグルテンフリー。もちろんこだわりのパンも米粉100%。プラントベースのメニューは卵を使わない卵サラダ風のヴィーガン バインミー。またローストした半立ピーナッツを薄皮ごとペーストにし、きび砂糖と甜菜糖シロップ、ココナッツバターを加えたオリジナルのピーナッツバターのバインミーもチェック。もちろん、このほか肉や魚を使ったオリジナルなメニューも。
Bánh mi Tokyo
住所/東京都東京都渋谷区神宮前3-1-25 1F
TEL/070-4142-0868
営業時間/平日 8:30〜10:00 11:30〜15:00(L.O.14:30)
土日祝 10:00〜15:00 16:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日/月
URL/https://banhmi-tokyo.com
ヘルシーなオリジナル豆醬が主役の「クリトモ式混ぜ麺」
目黒駅近くの昭和レトロな飲食店ビルの一角にこの夏オープンした、料理家の栗原友さんが手掛ける「クリトモ式混ぜ麺」。お気に入りの中華料理店で食した魚の蒸し料理にヒントを得て、大豆 を使ったオリジナル豆醬を開発。ベジタリアン対応でありながら、しっかりとコクと食べ応えがあるのが嬉しい。基本の豆醬麺は醬も細切りのきゅうりもたっぷりのせられており、アクセント の香菜もすべてしっかりと混ぜていただく。テイクアウトは店舗同様、シンプルな豆醬麺にしらすの佃煮、 豚の角煮と高菜漬け、ピータンなどの各種トッピングが可能。 ルールゆるめなフレキシタリアンなら、たまには全部入りにもトライしてみても。 10月からは昼の「クリトモ式混ぜ麺」に加え、夜に「クリトモ式ツナマヨ混ぜカレー」としての営業もスタート予定。こちらも乞うご期待!
クリトモ式混ぜ麺
住所/東京都品川区上大崎2-27-1 サンフェリスタ目黒 B1F
TEL/080-7344-2271
営業時間/11:00~14:30(L.O.14:00)※なくなり次第終了
定休日/水・日・祝 ※Instagramにて随時お知らせ
URL/www.instagram.com/kuritomoshiki_mazemen/
食べるたびに元気になれる「TENZO」のヴィーガンボール丼
「太陽と大地のめぐみ“野菜”と、広大な海のミネラル“昆布のお出汁”。植物の優しく逞しい生命力で、心も体も優しく解きほぐしたい」というコンセプトで、今年4月、再開発が進む虎ノ門界隈にオープンした「TENZO(テンゾ)」。100%植物性の食材を使い、異国情緒を感じるヴィーガン食と伝統的な和食、二つの食文化をフュージョンした丼をメインメニューにしている。黒酢風味のソイカラ丼は、肉の1.5倍のタンパク質摂取が期待できる大豆ミートの唐揚げを黒酢あんで味付け。またヘルシー車麩フライ丼は昆布だしで戻した国産の車麩をからりとフライにし、生姜と醤油のソースを添えている。基本は白米で、+¥100で玄米も選ぶことが可能。現在はスープの無料サービスも。何かと気分も落ち着かない今、こんな和食をベースにした優しい味がほっとする。
TENZO
住所/東京都港区西新橋1-22-4
TEL/03-6811-1183
営業時間/11:00~18:00(L.O.17:00)火、木は〜15:00(L.O.14:00)
休/土・日・祝日
URL/www.instagram.com/tenzo.jp/
※9月24日時点での情報です。今後、営業時間や定休日などが変更になる場合があります。各店URLなどで最新情報をご確認のうえお出かけください。
Photos:Koji Yamada Edit&Text:Hiroko Koizumi