Art / Feature
おうちでなに描く? 絵でつながる未来 vol.6 中川翔子
絵を描くことで、自分の中だけにある世界を広げることができる。希望や期待、喜び……すべてを未来へ託しながら今を大切に生きたい。「未来の〇〇」というテーマを設け、絵を描く才能を秘めた著名人たち7名に作品を描き下ろしてもらいました。彼らの考える未来の形を覗いてみよう! Vol.6は、中川翔子(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年7・8月合併号掲載)
「未来の私とマミタス」中川翔子
──描かれた絵について 「猫が大好き過ぎての愛情表現を、楳図かずおタッチで描いてみました」 ──どのくらい時間をかけましたか? 「30分くらいです」 ──好きな画家やイラストレーターはいますか? 「ダリ。ジョルジョ・デ・キリコ。ルネ・マグリット」 ── その理由を教えてください。 「シュールな絵が好きで、画集を集めたり、1枚の絵をずっと見てられます。『何でここにこんなものが?』『夢の中の奇妙な現実なのかな?』と思って見てられるし、一人でいる時に心が落ち着きます」──どんな時に絵を描きたいと思いますか?
「心が落ち込みそうになった時。時間に余裕がある時」
──絵を描いている時はどんな気持ちですか?
「最近はYouTubeでイラスト動画を配信し始めて、やっぱり絵を描く楽しさを再確認しました。一人で無心になって描くのも楽しいですが、誰かに見てもらって喜んでもらえるのも楽しいです」
──描いた絵はいつもどうしていますか?
「ネットなどでアップしたりしてます。今は油絵なども描いて、完成したものは家で保管しています」
──絵について言われていちばん嬉しかったことは?
「子どもの頃、趣味として何気なく描いているものを大人に褒めてもらえた言葉がとても嬉しかったです」
──今後の絵について目標を教えてください。
「油絵を描きためて、いつか個展をやりたいです。猫の絵なんかもたくさん描きたいです」
Edit:Saki Shibata
Profile
中川翔子Shoko Nakagawa
1985年生まれ、東京都出身。歌手・タレント・声優・女優・イラストレーターなど、活動は多岐にわたり、多数のバラエティ番組にも出演中。東京オリンピック・パラリンピックの「マスコット審査会」メンバーとしてマスコット選定に携わり、聖火ランナーとして中野区より選出。また、2025年開催の万博に向けた「万博誘致スペシャルサポーター」としても活動している。2019年夏には、自身の経験を元に書籍『「死ぬんじゃねーぞ!!」いじめられている君はゼッタイ悪くない』を出版。以降は多数の講演会などに登壇し、多様化するいじめ問題に取り組んでいる。