Art / Feature

現代アートの巨匠6名が集結!「STARS展:現代美術のスターたち ──日本から世界へ」

奈良美智『Voyage of the Moon(Resting Moon)/ Voyage of the Moon』(2006年)制作協力:graf 所蔵:金沢21世紀美術館 撮影:中道 淳/ナカサアンドパートナーズ
奈良美智『Voyage of the Moon(Resting Moon)/ Voyage of the Moon』(2006年)制作協力:graf 所蔵:金沢21世紀美術館 撮影:中道 淳/ナカサアンドパートナーズ

私たちの依(よ)って立つ文化が問われる昨今。アートとはその集大成に他ならない。さて日本の現代アート。手招きするのは草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司の巨星(スター)6人。話題の展覧会が延期を乗り越え、ついに開幕!(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年9月号掲載)

村上隆『Ko²ちゃん(プロジェクトKo²)』(1997年)
村上隆『Ko²ちゃん(プロジェクトKo²)』(1997年)

映画、音楽、文学まで。「その道を知りたければ名作から」と人は言う。映像も音も文章も、今やオンラインでチェックできる時代。名だたる巨匠の作品を入り口に、さらなる世界が開けるはずだ。

草間彌生『ピンクボート』(1992年)所蔵:名古屋市美術館
草間彌生『ピンクボート』(1992年)所蔵:名古屋市美術館

ではアートはどうだろう。まず、家でイッキ見が無理。平面から立体、空間全体の作品まで、現物を体感するには出向くしかない。それも束にしてこなすのが難しく、大型個展や美術館の常設展へ足を運び「あれは見た、これはまだ」と、つぶさに経験値を高めていく他はない。

李禹煥『関係項』(1969/1982年)
李禹煥『関係項』(1969/1982年)

そこへ来て本展は何だろうか。草間彌生、李禹煥、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司と、戦後から今日に至る日本の現代アートシーンを代表する巨星6人がそろい踏み。その軌跡を、初期作品と最新作を中心に紹介するという。彼らは何を求め、時代と呼応しながら、自らの表現を深めていったのか。

杉本博司『シロクマ』(1976年)所蔵:大林コレクション
杉本博司『シロクマ』(1976年)所蔵:大林コレクション

「有名だからすごい」という色眼鏡は、たちまち吹き飛ばされるだろう。海外で1950年代以降に開催された日本の現代美術展の資料も展示するなど、日本のアートを知るには紛れもない好機。でも後が大変だ。きっと「もっと知りたい」と、火が付いてしまうはずだから。

宮島達男『Sea of Time‘98』(1998年)展示風景:「家プロジェクト『角屋』」ベネッセアートサイト直島(香川)1998年 撮影:上野則宏
宮島達男『Sea of Time‘98』(1998年)展示風景:「家プロジェクト『角屋』」ベネッセアートサイト直島(香川)1998年 撮影:上野則宏

「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」

会期/7月31日(金)〜2021年1月3日(日)
会場/森美術館 
住所/東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
TEL/03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL/www.mori.art.museum
※オンラインによる事前予約制。最新情報は公式サイトを参照してください。

Edit & Text : Keita Fukasawa

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