#STAYHOME おしゃれな人のおうち時間 file.1 三ツ島香織 in プラハ
COVID-19による、世界的なパンデミックで自粛生活が続く今日。おしゃれな人たちは家の中でどんな過ごし方をしているのだろう。シリーズ第1回目は、チェコ・プラハ在住のイラストレーター、三ツ島香織が楽しんでいることと、健やかに過ごすためのティップスを教えてくれた。ヒントを得て、前向きなおうち時間を過ごそう。
クリエイターの仲間たちと絵を描きながら乾杯
チェコの首都、プラハに住むイラストレーターの三ツ島香織さん。プラハは感染者の数がかなり少ないにも関わらず、一早くロックダウンとマスク着用の義務対策を取り、生活自体はかなり安定しているそう。彼女が楽しんでいることは、Zoomを使ったオンライン上のパーティー。
「90分間、絵を描きながらお酒を嗜む”Drawing Apéro”と名付けたパーティーを主催しました。絵のテーマとドレスコードを『MATISSE(マティス)』と決め、ベルリン、パリ、ロンドン、プラハに暮らす友人たちが集結。面白かったのは、私は招待した全員を知っているけれど、他の方はほぼ初対面。会ったばかりの人といきなり一緒に絵を描くなんてなかなか無いこと。『リラックス出来た』と言ってもらえて嬉しかったです」アペロと言っても会話がメインではなく、思い思いに絵を描き交流を深め、有意義な時間だったという。
習慣とルールを大切に。彼とのオンラインデートはメイクで気分をアップ
家での時間は、これまでの習慣に新たなルールを設けて過ごしている。「普段通り、朝起きたら着替えて香水をつけています。パジャマで過ごすと1日を無駄にした気分になるので禁止。メイクはほとんどしないのですが、彼とビデオで話す時などはデート気分でマスカラとリップを塗っています。メッセージは携帯電話よりも丁寧に書けるので、パソコンでメールをするようになりました」
特に気をつけていることは3つ。「ニュースを1日に30分以上見ない、家を綺麗に保つ、親しい人であれバーチャル上では距離感をある程度取ることです」どんな状況下であれ、人はなかなか変わらないと実感しているそう。「同じようなことで悩み、同じようなことを楽しんでいますね。いまは心と身体のデトックスができ、以前よりも多くの点でバランスが良いように感じています」
Interview & Text:Aika Kawada Edit:Chiho Inoue