インフルエンサー 金子麻貴インタビュー「1度しかない人生の中の大きなチャンスを逃さない!」
「Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)」の誌面とWEB、YouTubeで連動するビューティ連載「ちょっぴりスピリチュアルで幸せな美容」の第4回に登場したインフルエンサー、金子麻貴さんにインタビュー! エイジレスな美しさや人生を輝かせる秘訣とは?
インスタグラムでの活躍をきっかけに
アパレルのプロデューサーに
──インスタグラムでは32.4万人ものフォロワー数をマーク(2020年11月現在)。 「regleam(リグリーム)」と「tesoro baby(テソロベビー)」という、ふたつのブランドのディレクターとしても活躍する金子麻貴さん。今の金子さんに辿り着くまでのお話を聞かせてください。
「出産してから、ちょっとした外出にもたくさんの荷物やベビーカーが必要になり、それがすごく大変で……。使いやすく、見た目にも気分が上がるものを持って歩きたいと思うようになったのが、プロデュース業を始めたきっかけです。当時、ベビーのいるママのためのグッズといえばカラフルだったり、派手なものが多くて、シックなものは珍しかったんです」
──それで生まれたのが、ベビー用品やキッズ向けのアパレルを扱う「tesoro baby」なんですね。大人でもほしくなるような、シンプルで洗練されたデザインが印象的です。
「子どもが成長するにつれ、必要なものも変わっていきますよね。今は私がほしいものだけでなく、周りの皆さんの声も拾って、製品にしています。そして、ママとしてではなく『ひとりの女性としてファッションを楽しみたい』という気持ちで2019年の5月に始めたのが『regleam』です。2つはぜんぜん違う軸のものと捉えています」──アパレルを始められたのは、そもそもインスタグラマーとして、ファッションブランドとコラボレーションされていたのもきっかけになっていそうですよね。
「そうですね。アパレルさんとのコラボのお話がだんだん増えて、自分が着たいものをカタチにできる楽しさ、それが皆さんに気に入っていただける嬉しさに、目覚めたんだと思います。もともと絵を描いたり、何か作ったりするのが趣味だったんですが、自分でもブランドを始めたいと思うようになりました」
──インスタグラムを始めたのはいつ頃ですか?
「6、7年前ですかね。実は“犬友”の影響で、飼っているワンちゃんをアップし始めたのが始まりです(笑)。1年くらいはワンちゃんアカウントとしてやっていたんですが、だんだんといろいろなジャンルのインスタグラマーさんを見つけ、『好きなことをアップしていいんだ!』と気がつきまして。自分のネイルだとかをちょっとずつ載せ始めたら、見てくる方も増えていきました」
──SNSでうまくやっていく秘訣は何だと思いますか?
「なんでしょうね(笑)。私の場合、自分らしさを失わないように、一貫して、自分が好きなことをやってきたら、それがたまたま共感してもらえたという感じです。フォローしてくださってる方が皆さん温かくて……例えば入院しているときなどは、フォロワーの方々の言葉に支えられたこともありました」
──やりたいことを実現し、人生をうまく回していく秘訣は?
「思い立ったらすぐ行動することですかね。『tesoro baby』を始めたとき、一人でやっていくし、不安も大きかったんですが、1度しかない人生の中の大きなチャンスのような気がして、好きなことをとことんやってみようと決心しました」
──妻であり、一児の母でもありますよね。日常生活はどんなふうですか?
「時間に追われてバタバタしていますよ(笑)。最近はテレワークが多いし、前よりは時間をうまく使えるようになりましたが、今までは1日3本くらいは外で打ち合わせなどをして、ギリギリのタイミングで子どものお迎えに走り、そのままの勢いで夕ご飯を作って……と、ソファで一息つく瞬間もほとんどないような日々でした。常に1日が24時間では足りないなと思いながら過ごしていますね」
──パワフルですね!
「せっかちなんです(笑)」
──美容に関するこだわりは?
「ずっと美容鍼に通っていましたが、最近はあんまり行けていません。ほとんど毎日“ながら美容”ですが、美顔器を使って肌コンディションを整えるようにしています。あと、髪には変なこだわりがあるかもしれません。少し前に長い髪をばっさり切ったんですが、ちょっと髪が伸びてくると美容院に行くのが待てなくて、自分で切ってしまうんです(笑)。カラーリングはしない、パーマはかけないというのもマイルール」
──これから叶えたいことは?
「『regleam』はスタートしたばかりなので、ずっと愛されるブランドとして確立するのが今1番の目標です。シワになりにくいとか、洗濯しやすいなどの機能面も追求し、シンプルで着回しが効くけれど、ちょっとひとクセあるものを作り続けていきたいと思っています」
Photos : Akihito Igarashi Makeup : Kouta Hair : Katsumi Matsuo Styling : Nozomi Urushibara Interview & Text : Chihiro Horie Edit : Hisako Yamazaki