田中シェンと行く岐阜 vol.2 観光編飛騨の小京都から下呂温泉へ
ファッション、アート好きなモデルの田中シェンが初めて岐阜県へ。小京都・古川や高山巡り、名泉・下呂温泉と、情緒あふれるフォトジェニックな“日本の美しさ”を体感します。
風情ある町並み散歩 古川散策
古川は、毎年4月に行われる「古川祭」でも有名。気多若宮神社の例祭として地元民に受け継がれ、町全体で執り行われる迫力満点のお祭りです。「古川祭の起し太鼓・屋台行事」が2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、さらに注目を浴びています。お祭りの時でなくても「飛騨古川まつり会館」では、その迫力を肌で感じられるので古川散策のマストスポット。
飛騨古川まつり会館
住所/岐阜県飛騨市古川町壱之町14-5
TEL/0577-73-3511
URL/www.okosidaiko.com/
また散策がてらに立ち寄りたいのが、多く立ち並んでいる酒蔵です。甘酒や原酒など豊富な種類を試飲して楽しめます。隣接しているので飲み比べれば好みにあった一本がみつかるはず。
「渡辺酒造の甘酒が、すっきりとした口当たりのいい甘さで絶品!つい購入してしまいました」
渡辺酒造
住所/岐阜県飛騨市古川町壱之町7-7
TEL/0120-856-859
URL/www.watanabeshuzouten.com/
蒲酒造場
住所/岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
TEL/0577-73-3333
URL/www.yancha.com/
地元の方との触れ合いといえば、体験講習もオススメです。せっかくなので可愛らしいつるしかざりの講習をうけてきました。着物などの端切れをつかって作るつるし飾りは、もともと江戸時代後期、静岡から伝わった節句の風習で、最近では飛騨地方でも親しまれるように。小さな一つのパーツを何個も組み合わせることで、壁飾りなどを作ることができます。
「おばあさんに教わりながら、楽しくできました。ほんとうに温かい方ばかりで癒されます。手作りのお土産って記念に残りますね」
つるしかざり研究会
TEL/090-2775-6178(代表:谷口)
ちなみに飛騨古川は、映画「君の名は。」のモデルスポットでもあるんです! 主人公・瀧が「糸守町」を探しに立ち寄った町の景色のモデルになっています。
「散策の途中で聖地巡礼をして、なりきり再現写真を撮ってみるのも楽しいですよ」
モダンな雰囲気が魅力
ヨーロピアンの優雅な装飾芸術
飛騨高山美術館
「アート好きとしては、旅先の美術館は気になるところ。モダンな雰囲気の建物が素敵です!」
丘の上に建てられた飛騨高山美術館は、19世紀末のヨーロッパを彩ったアール・ヌーヴォーやアール・デコ様式を中心に、優雅な装飾芸術を展示する装飾美術館。生活に寄り添ったインテリアアートのコレクション約1000点を収蔵しています。
「ルネ・ラリック/シャンゼリゼ・ショッピング・アーケードの噴水」(1926年)
「こんな優雅なインテリアで生活を送っていた人のことをイメージしながら見てまわるとおもしろいです。ほとんどの場所で撮影可能なので、写真を撮りながら閲覧するとさらに盛り上がります」
飛騨高山美術館
住所/岐阜県高山市上岡本町1-124-1
TEL/0577-35-3535
URL/www.htm-museum.co.jp/
宿泊は、美肌にみちびく
下呂温泉
岐阜旅の宿に迷ったら、下呂地域まで足を運んでみては?
下呂は日本三名泉の一つとしても有名。絹のような水質で、肌をなめらかにする嬉しい効果にも注目です。今回は、「紗々羅」に滞在しました。広々とした和モダンな雰囲気の館内に、和室の客室。温泉はもちろんのこと、岩盤浴も楽しむことができます。
「露天の檜風呂がとっても気持ちよかったです。岩盤浴と温泉を堪能して体がいつもより温まりました。とっても癒される〜」
「温泉宿のお部屋で食べるお食事って贅沢の極み。名産のお味噌をつかった料理など、白米好きにはたまらないおかずが盛りだくさん。たらふくいただきました!」
下呂温泉 紗々羅
住所/岐阜県下呂市森1412-1
TEL/0576-24-1777
URL/www.sasara.co.jp/
Edit & Text:Yukino Takakura