クスリと笑える2017年秋冬トレンドを尼神インターが斬る!
ボケ担当の狩野誠子とツッコミ担当の鹿島渚によるお笑いコンビ、尼神インターが斬る2017年秋冬コレクション! 5つのカテゴリーからご紹介。(「ヌメロ・トウキョウ」2017年9月号掲載)
この秋冬シーズンのトレンドに異変? なんだかクスリとしてしまうようなデザインが目白押しなのだ。そんなトレンドが牽引する今シーズンのモード界に、実力派漫才コンビ、尼神インターがお笑い界から挑戦状!? 独自の視点、鋭いツッコミで、彼女たちが今シーズン、気になったルックに切り込む。
Series 1
モデルが足りていなかった!?
鹿島渚(以下、渚)「寝起きのままショーに出て行っても問題ないんちゃう」
Numero TOKYO編集部(以下、N)「トップヘア&メイクアップアーティストがきちんとモデルたちのベースを整えた上で登場しています」
狩野誠子(以下、誠子)「私がモデルやったら、すぐに辞めさせてもらいたいわ」
N「トップブランドのショーに出たくて、オーディションに受かったモデルしかここを歩けないんです」
Series 2
今季は生地不足だった疑惑!?
N「“持続不可能な消費サイクル”へのアンチテーゼを表した『モスキーノ(Moschino)』はブランドの主張やテクニックを反映したものです」
誠子「明らかに生地が足りてなかったんじゃないですかね、今年は」
渚「布が足りないって、ファッションで一番やったらあかんやろ」
Series 3
写真でひとこと!シリーズ
N「ノスタルジックな柄に、最新技術によるエコファーを組み合わせて新しいバランスを追求したスタイルです」
誠子「実家のコタツの柄と一緒やわ! 懐かしい」
N「クリストバル・バレンシアガによるオートクチュール作品を現代に蘇らせたドレスです」
渚「これ、ネタ元はくるよ師匠!?」
N「ハンドメイド感あふれるディテールで、あえて着古したようなぬくもりを表現。肌見せのバランス感覚が絶妙です」
誠子「編み物初心者の方の作品ですか?」
N「美しく揺れ動くシルクフリンジが、しなやかでエレガントな印象です」
誠子「高そうなアスパラガスみたい!」
N「ゴミ箱のふたを帽子に見立てるセンスはさすがとしかいいようがありません!」
渚「かくれんぼとかうまそうやな」
N「ミラノのデザイン集団、メンフィスのひとり、ナタリー・ドゥ・パスクエが描いた唯一無二のアートが施されています!」
渚「子どもが落書き足してもわからんで(笑)」
N「厳選されたウール素材によるビッグストールです」
誠子「親の形見の毛布で肌身離せないとかやないとおかしいやろ!」